結婚ってなんだろう。付き合うってなんだろう。

|Ryo Kaneko

仕事を終え、家に帰るとき、なんだか寂しくて寄り道したくなったり、家について床につくとき誰かが隣にいたらなぁ、なんて思うことがあります。一人って寂しい。何かしていないと不安な気持ちになるのです。

いっぽう、一人という自由に感謝することも多々あります。夜中まで飲み歩いても誰にも文句言われませんし、どんなに寝相が悪くても誰にも迷惑かけません。結婚した人をみると窮屈な生活をしてるなぁ、自分は一人が性に合っている、というか結婚なんてできないと思うことも。

もう何を欲しているのか自分でも分かりません。寂しいときは誰かと一緒にいたいし、自由を感じたいときは一人にして欲しい。そんな都合の良い相手はいるのでしょうか。

ここ1年ぐらいそんなことを真剣に考えています。

話は変わりまして、わたくし、恋愛経験なんてほとんどないにも関わらず、なぜか色々な友達から恋愛相談をよく受けます。自分だったらどうするだろう?と空想の話でしかアドバイスをできないのですが、恋愛中の人の心境ってどんな感じなんでしょう。もう藁にもすがる思いで、誰でもいいから話をしたいのでしょうか。恋をしていると周りが見えなくなると言いますが、あながち間違いではないようです。

恋愛って何なんでしょう。だいたい恋愛中の人ってやけに悩んでますよね。そんなに大変な思いまでして、「彼氏」「彼女」の称号が欲しいのでしょうか。というか恋愛というドラマを楽しんでいるようにも見えます。私は主人公、たとえ火の中水の中、付き合うまでは戦い続けます。恋愛という荒波に揉まれ人生って何て気持ち良いのでしょう。的な。

こんなことばかり考えていると、さらに謎は深まるばかり。付き合うって何なんでしょう。ましては結婚って何なんでしょう。そんな自分に都合の良いことがあっていいのでしょうか。

ある友達Pさんは言います。「恋人や結婚相手を欲することって、一人でいるのが寂しいからじゃないかな。中には映画のような赤い糸で繋がっていました!みたいな人たちもいるかもしれないけど。」

そんなPさんの趣味はセックス。セックスが趣味なので、もちろん誰かと付き合うことなんてしません。「寂しいと思うことはあるけど、そういうときは親しい友達とご飯たべたり、ベッドに誘えばいいし。そういう友達が5人もいれば幸せだと思う。」だからPさんはセックスする前に自分は付き合ったり結婚願望は全くないと最初に言います。そうしないと勘違いさせてしまい申し訳ないからと。

一人で生きるのが寂しい、だったら恋人を見つけよう、結婚相手を探そうとするのは、よくよく考えると安直な考えです。離婚するかもしれませんし、相手が浮気するかもしれません。一生その人と一緒にいれる確証なんてないのです。だからPさんの寂しいときに会える人が5人いれば幸せというのも分かる気がします。

しかしながら本当に相手のことを愛して、一生添い遂げようと思っているカップルもいるわけで一緒くたにできませんが、こんな生き方があってもいいと思いました。誰に迷惑をかけるわけでもなく、自分に正直に生きれるんだったら、素晴らしいじゃありませんか。言うなればPさんは自分と結婚したのです。趣味のセックスを捨てることなく、寂しいと思ったときに会える交友関係を築くことができたのです。

結婚ってなんだろう。付き合うってなんだろう。
未だに答えは見つかっておりませんが、Pさんの生き方も選択肢のひとつに加えようと思います。

文 / RYO KANEKO

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