「人生は有限」~猪突猛進で幸せを手に入れる年に~

皆さんこんにちは。先生のための結婚相談所、婚活講師の増田朱美です。新しい年を迎え、もう1か月が過ぎようとしています。時が経つのは早いですね。新年に大きな目標を立てるよりも、まずは健やかに過ごしたい、そう思っている人も多いかもしれません。

ところで皆さんは健康診断を定期的に受けていますか?人生100年時代と言われている昨今。医療の目覚ましい進歩のおかげで、早期発見早期治療によっては、以前は助からなかった病気も治療することができ、治癒するようになりました。

わずか60年前の平均寿命は男性65歳、女性70歳でした。そして現在、厚生労働省の平成28年簡易生命表によれば、男性80.98歳、女性87.14歳となっています。つまり、約半世紀の間に15年も平均寿命が伸びたのです。

寿命が伸びたことで若い世代の人たちは、いつから年金がもらえるのか、老後の生活は大丈夫なのか、もし病気になったら、という心配事も増えたと思います。しかし、若い世代の人が今から老後の為に貯金をするよりも、健康に気をつけて支え合うパートナーを探していくことの方が、リスクヘッジになると婚活の仕事をしている私は思います。

最近の孤独死の年代はシニアと同じくらい40、50代の人もいるそうです。現役世代と言われている年代にも孤独死は忍び寄っています。良いコミュニケーションと人間関係の構築が今の時代を生き抜くための課題になりそうです。

さて、人間ドッグの話に戻りますが、私は毎年人間ドッグを誕生月に受けることにしています。何年も特に何も問題なく過ぎてきたのに、昨年初めて「要経過観察」ではなくいきなり「要再検査」通知、しかも肺に影があると指摘を受けました。結果を受け、一人悶々と「肺に影」「肺がん」「結核」「肺がん治療」「生存率」「余命」と夜な夜な検索しては眠れない日々を過ごしました。

人は余命を突き付けられた時、何を考えるのでしょうか?何で私が病気に?何がいけなかったのか?不摂生だったからなのか?後悔ばかりが襲ってきます。私には主人と中学2年の息子がいます。今回のことで自分のことより、残されていく二人のことが心配になり、私がいなくなったら……、毎日のお弁当は?洗濯は?お金の心配よりも日常の様々なことができるのか?そう思い、まず、息子にはご飯の炊き方やお味噌汁のつくり方を教え、最低限の家事を伝える必要があると痛感しました。幸い近所にはコンビニがあり、24時間営業の飲食店も沢山あります。もしかしたら不自由はしないかもしれませんが、やはり外食ばかりでは心が休まりません。

これって少し結婚に似ていませんか?自由な恋愛は外食のように、美味しいもの、好みのものに惹かれがちです。とっかえひっかえ違うお店(彼女)を開拓していきたい。でも、これをずっと続けていると、ホッとできる白米とお味噌汁が恋しくなり、また、それがあれば十分なことに気付きます。飾り気がなく、毎日食べていても飽きの来ないことがとても大切だということに気付くのです。

日々婚活のお手伝いをしていて、独身の皆さんは自由がいい、自分の事だけにお金を使いたい、誰からも縛られたくないと言います。でも、果たしてこの先ずっと、その気持ちのままでいられる自信がありますか?私が婚活の仕事をしているから結婚をさせたくて言っているのではなく、このままでいいのか?ということを真剣に考えて欲しいのです。

年末年始に家族と過ごしたり、実家に帰省して年老いていく親をみたり、結婚した旧友と会ってみて、何かを感じましたか?今年こそは少し変化してみようかな、と思ったら先ずは一歩踏み出すことです。出会いを求めてもいいですし、期限を決めてチャレンジするのもいいでしょう。

人間には必ずいつか「死」がやってきます。人生は有限なのです。この限られた時間があるからこそ、人間は強く、人の為に、そして自分のために生きられるのです。

あ、私の肺の影ですが、がんや結核ではなかったです。余命宣告は免れましたが、今回のことで、時間は無限にあるけど「自分の人生は有限」だと気付き、日々後悔のないように生きていくことを決心した平成最後のお正月でした。

元号が変わるこの年、あなたも変化するチャンスかもしれませんよ。猪のように「猪突猛進」していきましょう!

【増田朱美profile】
日本ブライダル連盟 認定仲人
女性限定結婚相談所 nagoya 東山サロン
一般社団法人日本婚活教育協会 認定講師
一般社団法人ブライダルアライアンス東海 理事
特定非営利活動法人 日本結婚教育協会 認定結婚教育サポーター

★一般社団法人日本婚活教育協会
http://petersburg.jp/
★nagoya 東山サロン
http://www.higashiyama-salon.com/index.html