マヨルカ島からの便り⑧〜スペインは、EU諸国からの外国人観光客の受け入れを再開〜

|Mika

スペイン、マヨルカ島在住8年のMikaです。

先日、音楽番組を見ていたら、バックダンサーが皆、マスクを付けて踊っていて驚きました。マスクが衣装の一部になっていました。又、レストランへ行ったら、ウェイターが皆、制服の色に合わせたレストランの名前入りの格好いいマスクをしていて、ここでもマスクが制服の一部になっていました。サッカーもそうです。リーグ戦が再開し、選手が入場する場面がテレビに映りますが、各チームのロゴ入りのマスクをしていて、既にユニフォームの一部になっています。

日本では、無観客試合を「リモートマッチ」と言うようになったと新聞で読みまし た。略して「リモマ」と言われると何だか分かりませんが、これから聞き慣れていくのでしょう。スペインのサッカーの試合も無観客ですが、コンピューター・グラフィックスで観客がいるように見せ、歓声も加えて、何となくですが臨場感を出しています。

新型コロナウイルスの感染ピーク時には、レアル・マドリードのスタジアムを医療用物資の倉庫として使うというニュースがありましたが、最近では、スタジアムの改修工事再開のニュースが流れていました。この工事、3年半がかりで、2022年に完成予定とのことです。

さて、スペインは、4段階(0→1→2→3段階)で規制緩和が行われてきました。 各段階2週間で、合計8週間で終わるプランです。この8週間が終わるタイミング で、6月21日、非常事態宣言が解除されました。

マドリードなど、いくつかの地域は、各段階3週間位かかり最終段階まで至りませんでしたが、6月21日の非常事態宣言解除により、全国一斉にこの規制緩和プランは終了しました。

3月14日に非常事態宣言が出されてからこの解除の日までを思い返すと、凄まじい時代を生きた気がします。

テレビのニュースをつけると、平日は政治家たちが話し合いをしていて、国民はその話し合いの行方を追い、そして週末になると首相が翌週に向けてのルールを全国民に発表し、それに従って各県が足並み揃えて一斉に動き出すという、そんなスペインを見たことがありませんでした。

ルールは実施してみて様子を見ては改善され、その動きはめまぐるしいくらい速く、又、毎週、サンチェス首相はじめ政府は、各県知事からの質問や意見や申し出の一つ一つに回答していました。

ここバレアレス諸島(マヨルカ島・メノルカ島・イビサ島・フォルメンテラ島)のアルメンゴル知事も頑張っていて、非常事態宣言が出される前から、感染を防ぐために人々がバレアレス諸島に来ないよう交通規制をしてほしいとサンチェス首相に要求していました。

今はバレアレス諸島の経済回復のために、6月中旬には外国人 観光客の受け入れを再開したいとサンチェス首相に要求し続け、その結果、6月15日から、バレアレス諸島のみ、外国人観光客の受け入れが再開しました。

ただし、ドイツからの許可を得た観光客のみで、6月15日〜6月30日の間に1万900人という人数限定です。

このプランで先週、数百人のドイツ人ジャーナリストがマヨルカ島にやって来て、新聞や雑誌など各種メディアに続々とマヨルカ島の現地リポートが掲載されているとのことでした。 

新型コロナウイルスの予防対策がきちん としているところをリポートしてもらおうと前々から、このドイツ人観光客を受け入れる5つのホテルで準備が行われていました。

パルマ・デ・マヨルカ空港は、マドリード、バルセロナに続いて旅客数が多く、中でも一番多いのがドイツ人観光客で、アルメンゴル知事は前々からドイツと話し合ってこのプランを計画し、サンチェス首相に試験的に観光再開のプロモーションもかねてやりましょうと提案したのでした。

サンチェス首相は、当初、外国人観光客の受け入れは7月1日からを予定していましたが、非常事態宣言解除のタイミングで、6月21日からに早めました。

まずは、 イギリスを含むEU諸国からのみですが、これで、バレアレス諸島にもドイツ人に限らず、ほとんどのヨーロッパの国から許可無しで来れるようになりました。

空港では、機内で渡される健康申告書に記入して提出するのと、体温検査のみです。 大丈夫なのだろうかと不安がよぎります。感染者が増えないよう祈りつつ、気をつけたいと思います。

Mika(スペイン在住8年)

FacebookTwitterLine