しらす丼祭りのしらすたちの気持ち。

おはこんばんにちは。

ベジタリアンってみんな知ってるかな。ベジタリアンって野菜しか食べないイメージだったんだけど、詳しく調べるとそうでもなくって。ベジタリアンで検索してみたらね、1847年に初めて英国ベジタリアン協会っていうのができたときに生まれた言葉なんだって。肉・魚は食べない。卵・乳類は本人の意思。穀物・野菜・豆類などの植物性食品を中心にした食生活を行う“運動”なんだって。近代ベジタリアン運動っていうらしい。ベジタリアンは意外とゆるいな。

同様に『ビーガン』ていうレベルの高い人たちがいる。もはや動物愛護レベル。ビーガンは動物にまつわる食べ物や製品すべてを拒絶している。毛皮なんて着ない。味付けにかつおぶし等もNG。ビーガンは厳しすぎるな。こんな食生活でも体重は減らないんだって。むしろ、カールルイス(100メートル走 米 選手)はビーガンなんだって。

そして、マクロビオティックって聞いたことあるかな。 これに関しては本とかも出ていて、私も本を読んでみたんだけど、要約すると「生きたものをいただく」という定義だったな。例えば白米よりも、水に浸けたら目が出るような穀米が良いとしている。肉・魚も食べて良いとなっているんだけど、家畜や養殖ではない自然に生きたものを良しとしているし、塩も人工的なものではなく、岩塩などの自然から採取されたものを良しとしている。徹底して「生」なのだ。

国内においてもマクロビ専門店は増えていて、私の美容室から歩いて15秒くらいのところにある「もみの木ハウス」というお店はマクロビ推奨のお店で、個人情報になっちゃうんだけど、フリーアナウンサーの古館伊知郎さん、マドンナやスティービーワンダーなど国外の有名人も多くご来店されているんだって。著名人での信者も多いんだね。マクロビオティックは値段は少々高くなるよ。たとえば原宿のランチの相場が1000円だったとしたら、同じ量を食べるとマクロビは2000円くらいかな。

ベジタリアン・ビーガン・マクロビオティックなど、食べ物による派閥っていうか、個人が何を信じるかっていう信仰のように思えたよ。

「食べるということは、生きるということじゃ」
ージンベエ(ONE PEACE)ー

年齢を重ねていくごとに食べ物の大切さに気づくんだけど、私は自分の人生を美味しい料理で過ごしていきたいと思っている。人口調味料も美味しいのであれば食べたい。マーガリン(トランス脂肪酸)ですら機会があればまた食べたいと思っている。私自身はシンプルな考えで、身体に良いとか悪いとか関係なく、おいしいと思って食べればなんでも美味しい。

昔、部活中に水分補給を許されなかった時代があったんだけど、その時は雨水ですら平気で飲んでいたよ。もはや、美味しかったな。昔はご飯を作ってくれた母親への感謝のきもちが「いただきます」だと思っていたんだけど、『いただきます』って食材に対する弔(とむら)いの言葉なんだよね。たぶん。

仕事に追われて忘れている感覚なんだけど、食事するその食べ物はつい最近まで命あるものであって、食物連鎖の頂点に人間がいることで食はオブラートに包まれているのだけど、残酷な世界が食という場面で身近に存在し、そして私は生かされているよ。

今日も生きることに感謝して。

仕事いってきます。

はしもとダークサイド』より転載
文 / 橋元リョウイチ

橋元リョウイチ
原宿にある美容室「VIRGO」スタイリスト
東京都渋谷区神宮前2-32-3ニチハタビル3F
竹下通りの出口から徒歩約3分
TEL 03-3403-8090

『はしもとダークサイド』
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