『国際結婚救助隊』隊長のあけさんです。
名古屋で結婚相談所を始めて13年目。以前は日本人同士の恋愛相談や婚活スクール、お見合を行っていましたが、5年前から東南アジアの女子達とのご縁を繋げて国際結婚のお手伝いをしています。
本エッセイでは、婚活に奮闘している男性に向けて、時には辛口な𠮟咤激励を飛ばしていきます。

年の瀬ですが、韓国プサンへ行ってきました。首都ソウルはエネルギッシュな街でカフェにコスメ、服にバック、女子旅には最高な場所ですが、何度かソウルに行き、ある時、ソウルではなく日本の福岡に似たプサンを訪れたら、海が近く海鮮が美味しくて、人は人情味に溢れ、適度にコンパクトな街のファンになり、続けて5回渡航しました。そして今回は最後の旅行から10年ぶりのプサンでした。
街にはカフェやお店が増えて様変わりし、韓国は見せ方が本当にうまい国だなと改めて思いました。当時プサンやソウルに通っていた頃は円高だったので、買い物や飲食は楽しくお得感満載でしたが、今回は超円安。韓国の物価も上昇していてお得感が全くありません。手にとっては…「日本の方が安い」「100均にあるかも」「海鮮が高い!」と声が漏れてしまいました。以前、韓国コスメブランドやロッテ、イーマートで爆買いしたのが懐かしいです。
時代は変化しているのに、ついつい円高のいい時代の時と比べてしまいます。日本がバブル時代には、日本人観光客が海外でブランド品を爆買いしたことや、不動産やビル、絵画を購入し、当時の先進国からは反感をかっていました。
時は過ぎコロナ前、日本への渡航ビザ緩和で多くの中国人ツアーが大挙し爆買いしていました。自分たちが爆買いをしている時には日本は景気がいいから当然と言わんばかりに強気でしたが、他国の人たちの爆買いには冷ややかだった気がします。
そして今、外国人が押し寄せて来ていることをオーバーツーリズムや日本の土地や不動産の購入で、日本人が困っていると言っています。立場が変わった時こそ以前の行いを振り返るときなのかもしれまんせん。
どの時代も経験した日本人の強みとして、過去に自分たちが外国で行ってきたこと、現在の多くの外国人からの日本の評価を受け止めること、しばらく続くであろうこの流れを受け入れること、もしかすると勢いのある東南アジア勢が日本で爆買いをする未来はそう遠くないのかもしれません。

海外に行った経験がある人は、日本を『外』から見ることができます。国が違えば日本の常識は非常識でもあり、国内にいるときには気付かないことが多くあります。
今これだけ来日する外国人が多いのはなぜだかわかりますか?
爆買いを象徴しているように、日本製品はコスメや電化製品、薬等々お値打ちなのに優れた商品や製品が多くあります。この商品や製品が自国よりも良く円安で半額くらいで買えたらどうでしょう?
不動産のような金額が大きな買い物の場合は数千万から数億も違ってきます。そして日本は綺麗で安全な国です。街は整備され、公共交通機関が網羅しています。新幹線はあの速さなのに時間に正確で快適な乗り物は他には見当たりません。車で移動しても道路も整えられています。夜に出歩いても危険を感じることはありません。また四季があるので、どの季節に来ても、何度来ても違った経験ができます。その自然のおかげで海産物を含め食事が本当に美味しい国です。美味しい食事は世界にはたくさんありますが、お値打ちに食べることができ、清潔感やマナー、接客も素晴らしい日本。自慢してもいいところがたくさんあります。
そうそう、忘れちゃいけないのはトイレ!アジア方面へ行くことが多い私にとって、日本レベルのトイレ基準を満たしている国はありません。当たり前のようにトイレットペーパーが流せて、詰まらない技術はすごいことなのです。ウォシュレット、音消し、脱臭など、装置が多いのも日本人の細やかな配慮なのでしょう。
来日している人たちの胃袋も気持ちも満たしている日本はすごい国なのです。当たり前に暮らしていると気付かずに、”外国の人”がくることで、自分たちの生活が成り立たないと憤慨している人もいますが、日本を選んでくれていることに私は感謝したいと思っています。
そして世界に自慢できる国であり続けることができたら、日本は取り残されることなく進化していけると思うのです。
今年は分断が多いと感じた一年でした。分断が起きるのは一方的な情報や偏った情報が多いことが原因のような気がします。分断の先は争いです。争ったら勝ち負けになります。そうではなく、お互いが共存をしていくことで知恵を出し、助け合うことができたら益々魅力満載の国になると思うのです。
旅行中プサンの名所を巡るツアーに申し込みました。15人ほどのツアー客は日本人ご夫婦3組と女子旅、中国人のカップルと家族、アジア系欧米人とアジア人ばかりのツアーでした。中国語と英語と日本語が飛び交い、ガイドさんは三か国語で説明をしてくれました。言語は違うけれど、日本人・韓国人・中国人(台湾人)の見た目はよく似ています。それぞれの国からすると全然違うと言いたいと思いますが、欧米人や欧州から見ると違いがわかりにくいのも頷けます。
ツアーで訪れた『甘川文化村』は朝鮮戦争時に避難してきた人達の仮設住宅から始まり、その後廃墟となっていた村を国が町おこしをして観光スポットにしました。ただかわいい、きれいではなく、歴史を知ると色々と考えさせられます。何度も旅行しているけれど、韓国は北朝鮮と休戦中でまだ戦争は終わっていないのです。国や国籍は大きな括りではあるけど、みな同じ人間で親がいて、家族があり、友達がいると考えると、みんなが大きな家族という気持ちになり、争いや戦争は起きないのかもしれません。
じき新年を迎えますが、平和で助け合っていくことができる年になってほしいですし、それは、誰かがやってくれるのではなく、まず一人ひとりが「じぶんごと」とする意識が大切だと思います。どうか平和な時間が続きますように……。


