本題に入る前に…。
みなさんは、よくネットのニュース記事などの下にあるコメント欄を読む派ですか?スルーする派ですか?
私はザザーッと記事を流し読み、そして、ほとんどの場合、コメント欄はスルーします。
例外として何となく読後に自分の中で消化しきれない記事があると、多くの人はこの記事を読んでどんなふうに感じているのかな?とコメント欄までスクロール。そしてザザーッと目を通し、大多数の人が何となくうっすらと自分が思っていた感想に近いことを言っていると安心する、という小市民なライターです。
それにしてもコメント欄ってある意味すごいと思うのです。中には結構な長文のコメントがあって、ちょっとしたコラムです。そう考えるとネットの世界にはコラムニストが溢れていますね。「ハンドルネーム」や「NO NAME」だからなのかもしれませんが、時にその内容は自由すぎて勝手すぎて辛辣すぎて…。もしも私が書いた記事にこんなコメントが付いたらほんと凹むわ、と読んでいてちょっと思うこともあります。
でもきっと、記事を書いた人はどんなコメントが付こうがそんなことは全て覚悟の上なのでしょう。そもそもコメント欄を読んでいないかもしれないですしね。
まぁ私は、賛否両論を覚悟しつつ、うれしいコメントは鵜呑みにするというご都合主義です。
今回は、そんなコメント欄に私が書いたらこうなる、な感じでBM(Beauty Museum)に書かせて頂きます。
なぜここに書くことにしたかというと、すごく長くなりそうだったから。
ま、実際コメント欄にコメントを残したことはないのですが……。
これを読んで、みなさんがどんな感想を持って頂けるのかちょっと楽しみです。
よろしければ、BM専用のFacebookページ(https://www.facebook.com/beautymuseumnet/)にコメントを頂けるとうれしいです。
宜しくお願い致します。
そもそも私の心をモヤっとさせたのがこの記事。
というか、このタイトルでした。
まずはご一読下さい。
男はみんな「元カノの成分」でできている | 恋愛・結婚 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
http://toyokeizai.net/articles/-/181141?display=b
いかがでしたか?
私の場合、まずこのタイトルをみた時、「んなわけないだろっ」と思いっきり違和感があり、記事を読後、なるほど、このタイトルの違和感は、『みんな』という言葉のせいだ。『みんな』じゃないのは確か。そして共感する人がいるのも確かということだ、と自分なりに一旦は消化しました。
けれど、そこまでで終わらなかった。心の中にモヤっとした感じが残った。そして次に出てきたのは、「いやいや、待てよ。本当にそうなのか?」という感情でした。
そしてその結果、私なりの結論はこのように至ったのです。
この燃え殻さん(作家さん)は、元カノの成分でできている、とか言いながら、実は全く真逆のタイプの人で、実はとっても頑固で、他人の影響を受けて変わるような男じゃないから43歳になった今も独身なんじゃなかろうか。本当に彼女成分になっちゃうくらいの柔軟な男だったらきっと、結婚して平和な家庭を築き、運がよければいいお父さんになっていたはずだと思うのよ。
恋愛も結婚もある意味では自己犠牲、自己否定の上に成り立つと私は思っていて、結婚を意識した場合、自分を犠牲にしてでも、この女、この男と一緒にいたいと思えるか、それくらい自分にとって価値のある相手かどうか、ということを、若い時は殆ど本能的に、そして、歳を重ねると頭で計算しているのだと思う。この、歳を重ねると頭で計算する、というのが何気に一番厄介で、結果、ますます結婚が遠のくという事態に陥るのだけれど……。
それから、燃え殻さんがおっしゃるところの、元カノの口癖や元カノが好きだったミュージシャンや作家や本が、彼女と別れて長い年月が過ぎ去った今も自分の日常に染み付いているというお話、これは、確かにある。否定はできない。でもね、これって何も元カノだけの話じゃなくて、親兄弟、友人の影響でも人は同じ現象が起きていると思うのです。
もっと言うならば、男の場合、母親の成分はかなりの%で入っていると思う。でも元カノとのことは、単に趣味嗜好が似ていただけのこと。そんなことを「元カノの成分でできている」と書くなんて、ちょっと表現力が豊かすぎない?って、思ってしまった。
意地悪な言い方をしてしまってごめんなさい。
ただ、ただね、恋愛中は四六時中相手のことを想ったり、これくらいどっぷりと自分には彼女成分、彼氏成分が入っちゃってると勘違いしたりすることってあるし、実際に進行形の時は入っちゃってることもあるし、そういう経験のある人生って素敵だし、とてもHappyな時間。とてもいい恋をしていたんだなとも思う。たとえその恋が成就しなかったとしても。
それからさらに余談…。
恋愛をPCになぞらえて、男は過去の恋人を「名前をつけて保存」し、女は「上書き保存」するとよくいいますが、本当にそうなのでしょうか?
私は女だってきちんと名前をつけて保存していると思うのです。だって忘れられる訳がないでしょ、一度は自分が惚れた男のことを。
だた、男と女の違いは、保存したファイルの活用方法なのかも?
●男はファイルを横に並べて比較&品評する。
●女はファイルを整理して失敗点をリストアップし次に生かす。
簡単に言うとこの違いかな。
そして、基本的に女の方が恋愛偏差値は高い。
要は、女はあざとい。
さ、ここまで読んでもまだ「僕の元カノはあざとさなど微塵もないピュアで素敵な女だった」、と思っている男がいたらその男は結婚を諦めた方がいいかもよ?
先日発売になったばかりのこの記事にあった燃え殻さんの小説、『ボクたちはみんな大人になれなかった』が重版されていました。
てことはこの燃え殻さんの記事に共感する男は多いってことなの~?!
「マジかー」。
そして、ここまでいろいろ書いておいて、その本を購入した私。
(え?お前、買ったんかい?)
さぁ、みなさんご一緒にどうぞ!
「マジかー」。
これ、まだ読んでいませんが、読後に私がここで書いたことと全く違うことを言っていたら、リアルに私の周辺にいる方々は笑って許してね。
内容はともあれ、燃え殻さんが記事に書いていたような繊細で流れるような文章、嫌いじゃない、というのが正直なところ。
何事も経験しないとわからない部分があるわけで。
一冊の本との出会いという経験が私の考え方を大きく変えることもあるわけで。
そんな私はバツ1四十路のしがないライターです。(これはマジな話)
長文におつきあい頂きありがとうございました。感謝。
BMのライター情報はこちら
https://www.beautymuseum.net/writersprofiles