フィヨルド、バイキング、コーヒーそしてムンク!私の中の拙いノルウェーのイメージといったらこの4つだけ。スウェーデンの横に位置する、意外と大きな国ノルウェーには、まだまだ日本には伝わっていない魅力が隠されているように思います。
特に手を頬にあて、恐怖の表情で口を大きく開けている「ムンクの叫び」で有名なエドヴァルド・ムンクは、どこかノルウェーの人々の影や根本、歴史などを物語っているようで、彼を知ればノルウェーを知ることができる気がしてならないのです。
とは言ったものの”おセンチ”なノルウェーの魅力をお伝えしたのでは詰まらないので、今訪れるべき首都オスロの話題のスポットを今回はご紹介したいと思います。
目次
Mocca / Cafe
初代バリスタチャンピョンのロバート・トーレセン(Robert Thoresen)が手がける3店舗の内の1件がこの「Mocca(モッカ)」。他の2店舗と比べると小ぢんまりしていますが、そこが逆にいい!
まだ観光地化していないので、地元の人と等身大になってノルウェーを堪能できるのは貴重ですよ。
Mocca
https://www.facebook.com/moccaoslo/
Niels Juels gate 70, 0259 Oslo
Bare Jazz / Cafe & Music
1階はジャズ専門のCD・レコードショップ、2階はカフェになっており、素敵なジャズをBGMにコーヒーをいただけます。比較的落ち着いた客層なので、ゆっくりしたいときにオススメです。
また時々店内で生ライブも行われるので、ジャズファンは必見のお店です。
Bare Jazz
http://www.barejazz.no/
Grensen 8, 0159 Oslo
Peloton / Cafe
自転車とカフェをあわせた如何にもノルウェーらしいスタイルのカフェ。愛車を店内に持ち込めるだけではなく、常時自転車レースを店内で流すなど、サッカーシーズンのブリティッシュパブさながらの雰囲気を楽しめます。
もちろんコーヒーの味もお墨付き!他にもピザがオススメです。
Peloton
https://www.pelotonbar.no/
Torggata 35, 0183 Oslo
Holzweiler / Fashion
ノルウェーのブランドといってピンとくる方は少ないはず。Holzweilerはノルウェージャンのライフスタイルが反映された、シンプルなウェアが特徴。ハンガーのロゴがキュート。日本ではほとんど知られていないブランドなので、洋服好きの方は要チェックです。
Holzweiler
https://www.holzweiler.no/
Akersgata 16, 0158 Oslo
Tom Wood / Fashion
重厚で大きな石が特徴的なトム・ウッド(Tom Wood)のリングですが、実はノルウェー発のブランドと知っている人は少ないのではないでしょうか。
さらに言うとジュエリー以外にもウェアの取扱もあることを知っている人は……絶対にいないはず!フラグシップストアに訪れたなら是非チェックしてみてください。
Tom Wood
https://www.tomwoodproject.com/
Kirkegata 20, 0153 Oslo
Munch Museet / Art
暗いイメージのムンクの絵ですが、フィヨルドを描いた色鮮やかな作品やポートレイトなど、実は明るい作品もあるので、ムンクが苦手な方にも是非訪れてもらいたいところ。
特に「生命のフリーズ」と言われる、ムンクの代表作品ともされるシリーズは見ものです。彼の描いた年代によって社会的背景などの歴史も知ることができるのでノルウェーを知りたい人は、まずムンク美術館からスタートしましょう。
Munch Museet
https://munchmuseet.no/
Tøyengata 53, 0578 Oslo
Astrup Fearnley Museet / Art
ノルウェーの現代美術を見たいならココに行けば間違いなし。ノルウェーのアーティストを始め、世界中のアーティスト作品を展示しています。日本からは村上隆の作品が展示されたことでも話題になりました。
建築家レンゾ・ピアノによる開放感のある建物も一見の価値ありです。 ちなみに読み方は「アストルップ・ファーンリ現代美術館(Astrup Fearnley Museet) 」。
Astrup Fearnley Museet
https://www.afmuseet.no/
Strandpromenaden 2, 0252 Oslo
ノルウェーはオスロの話題のスポットを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。他の国と比べて、どこかのんびりした雰囲気があるのがノルウェーの魅力。
それはムンクの生命のフリーズのように、人生山あり谷ありの人生を熟知しているノルウェージャンだからこそ表現できる、ひとつの文化なのかも知れませんね。
Beauty Museum(ビューティー・ミュージアム)Writer / Ryo Kaneko