私が週に1、2回、1レッスン1時間のヨガを始めてから2年程が経つ。ヨガといっても私がやる場所は、某大手Gジム内のスタジオカリキュラム。何となくマッスル系の人が集まるイメージが強いスポーツジムで有名なのだけれど、実際に行ってみると、スタジオ内はヨガにせよ、ダンスにせよ、エクササイズにせよ、ほぼ女の園状態。私の場合、マシンを使ったランニングや筋トレが苦手というのもあって、マシンエリアにほぼ足を踏み入れることがないということもあり、Gジムってイメージと違って、女性会員の方が多いんじゃない?と思うくらい、これまでメンズにお目にかかることはあまりなかったんです。
ところがです、本当に、ここ最近1カ月くらいの間に状況はガラリと変化。メンズのヨガ人口が驚くほどググッと上がっています。というか、女性も増えました。だからスタジオ内はいつも満員御礼状態。所狭しとヨガマットが敷き詰められています。
実際に私が参加しているクラスの先生も、「ここ最近、本当にどのクラスも参加者が増えて、驚いています。私、テレビ観ないんでよく知らなかったのですが、片岡鶴太郎さんの影響みたいですね。生徒さんに教えてもらいました。」とおっしゃっていました。
なるほど、鶴太郎さんの影響か。ま、あそこまでストイックにやる人はほぼいないと思いますが、鶴太郎さんの影響でヨガに興味を持った人が多いというのは納得です。
ちなみに、ヨガをやってみたいな、と思っている人は今が始め時です。なぜなら、身体が硬かろうがポーズが出来なかろうが、今なら初心者だらけでガチャガチャしているし全然恥ずかしいとかないですから。
※基本、ヨガ中はみんな他人をみることはないですが、最初のうちはどうしても人の目が気になりますよね。
※ヨガポーズはできるところまでやればよいのだそう。だから身体が硬い人は硬い人なりのポーズでOKです。実際に私も硬い。
さて、先日のこと、ヨガのこんなところが好き、という話を知人との雑談の中で語っていた私。
それを一言で言うと、こうなります。
禁断からの解放。
ヨガってやはり宗教色が強くて、そういったものを避けて生きてきた人にとっては、禁断の果実を味わったようなキモチ良さって否定できないと思うんです。とても感覚的なものではあるのだけれど、「このレッスン中の1時間はこの世界にどっぷりと入ってもいいんだ、いや、入らなければいけないんだ。」と、許された時の何とも言えないキモチ良さって、運動をするキモチ良さとは別モノな感じなんですよね。
レッスン中に流れるあの独特な音楽もその世界へ入るツールの1つなのですが、異空間、異時間、別世界感、という意味ではもしかしたら、ジャンルは違えど、ディズニーランドに行っている時と同じ感覚を味わっているのかも?と思ってしまいます。ちなみに私はディズニーランドも大好きです。
ヨガは、動きと呼吸を連動させながら様々なポーズをとっていきます。
ヨガの基本的な呼吸に、『ウジャイ呼吸』というのがあるのですが、これには、『束縛からの解放』という意味があるのだそうです。
人は生きていく上で様々なことに縛られています。それが生きている証でもあります。でも、ほんの短い時間でもそこから全て解放されること、仕事からの解放、面倒な人間関係からの解放、そして、家族や恋人、友人からの解放も。よい事からもよくない事からも全て解放されて自分の事だけに集中するヨガタイムって、贅沢且つ有効な時間であることは間違いないと思うのです。
どう?ブームに乗って始めてみる?
ヨガはダイエットに有効かは立証がとれず不明。
でも、ココロの贅肉を落とすにはおそらく有効。
そして、スポーツジムでやるくらいのヨガが私にはちょうどよい。
これまでの自身の立証データより。
文/TAKAKO NEZU