Beauty Museumライターの根津孝子です。日本は今、ゴールデンウィークも終わりにさしかかり、本来であれば、そろそろお休み気分から日常生活へとスイッチを切替えなければいけない時期なのですが、5月6日までの予定だった新型コロナウイルス感染拡大に伴う「緊急事態宣言」が5月末までに延長され、今年のゴールデンウィークは実質的にとても長く……、東京に住む私は、ほぼこの1カ月間、家にいる生活をしています。
10年ほど前から、週1~2回のペースでスポーツジムへ通い、ボクササイズとヨガ、週3日は軽く外をランニングする、ということを習慣にしてきた私も、スポーツジムにはもう3ヵ月以上も行っておらず、ランニングもここ1ヵ月はしていません。
続く「stay home」。皆さんは毎日どんな食事をしていますか?
私の食生活の特徴といえば、おそらく私は白砂糖中毒で、毎日、食事+甘いおやつを食べます。まぁ、好きなおやつを食べるために運動を続けてきたと言っても過言ではないのです。そして私の体型は、日常的に運動をしている方なのに全く痩せ型ではなく、むしろぽっちゃりとした体型で、あまり人さまに胸を張って「日常的に運動をしている」と言えません(笑)。
そんな私がほぼ家にいる生活になってもこれまでと変わらない食生活を送っていたら……。
(そして、実際送っていた……。)
“コロナ太り”というのが世間的に流行るのもわかります。そして私も今、怖くて体重計にのれていません(汗)。
先日のこと、NHKの「朝イチ」をみていたら、博多華丸さんが自宅からリモート出演をされていて、「今、うちの家族は、食事は1日1回にしています」とおっしゃっていました。
その理由は2つあって、
●奥さんの家事の負担を減らすため。
●リモート出演になって全く外に出なくなったので、太らないように。
とのことだったのですが、結果として、1回にしたことで、家族全員がより食事に対する楽しみや喜びの感情が増していて、家庭円満とのことでした。
私はいろんな意味で「すごっ!」と思ったのですが、流行りの?“コロナ離婚”と“コロナ太り”対策として、1日の食事を1回にする、というのは良い策のようでした。
私の場合、“離婚”はコロナが来るもう何年も前に経験済みで既に手遅れでしたが、“コロナ太り”はまだ間に合いそうです。今のうちに対策をしよう、と思いついたのです。
■「コロナ太り」対策➀:週5日は、1日の食事の回数を1.5回+おやつに変更。
私は一人暮らしです。なので、今のような引きこもり生活になる前から、定刻に誰かのために食事をつくる、という必要はありません。それもあって、基本的に緊急事態宣言が出される前からいつも、好きなものを好きな時間に腹8分目食べる、という生活をしていました。その生活というのは、『1日に2回の食事+おやつ』という生活です。
ちなみにこの、私にとっての腹8分目ですが、平均的な女性の腹10分目だと思っていいと思います。どうやら私は一度の食事で結構な量を食べているようで、(しかも、すごく食べるのが早い)、他人と旅に出ると、「よく食べるね、あなたと一緒にいると太るわ」と言われたことが何度もあります。私としては、腹8分目で抑えているつもりなのですが(笑)。
そこで私は、さすがに華丸さんの1日1回は無理だと思い、でも自分ができる範囲でと、まず『週5日は、1日に1.5回の食事+おやつ』に変更しました。(残り2日は対策②にて。)
1.5回というのがわかりにくいかもしれませんが、これは自分の感覚的なものに頼っています。1食は腹八分目、もう1食は、腹5分目くらいでやめておく。でもおやつはこれまで通り好きなものを食べてOKということにしました。
■「コロナ太り」対策②:残りの週2日、食事はビーガン(vegan)1.5回に変更。
対策➀で1週間のうち5日間を過ごし、残りの2日間はビーガン生活をすることにしました。
「ビーガンじゃなくて、ベジタリアンでいいんじゃない?」と思った人がいるかもしれませんが、私は、バターや牛乳、生クリーム、卵をたっぷり使ったケーキやアイスクリームが大好きなので、週2日は「おやつ断ち」をすることも目的のひとつだったので、ビーガンじゃないとダメだと思い、あえてビーガン生活を選びました。なので、バターや牛乳を使っていないビーガンのおやつであっても週2日は食べません。まぁ、残り5日は普段通り、好きなおやつを食べてもいいわけですから、それくらいは我慢です。
■ビーガンとベジタリアンの違いは?
ビーガンとベジタリアンの違いを簡単に説明すると、
●ビーガン(植物性食品のみを食べる)
●ラクト・ベジタリアン(植物性食品と乳製品は食べる)
●ラクト・オボ・ベジタリアン(植物性食品と乳製品、卵は食べる)
●ペスコ・ベジタリアン(植物性食品と魚、卵、乳製品は食べる)
主に、上記のように分類されます。
ビーガンの中には、食だけでなく、身に着けるものや持ち物も、革製品や毛皮など動物由来のものを使わない「エシカル・ビーガン」という人たちもいて、心の健康にも重きを置いている人もいますが、私の場合は今回、スピリチュアルな理由というよりは、これまでの自らの食生活を改善する(しかも週2日のみ)という意味でのスタートなので、とてもゆるいビーガン生活です。
■おすすめ!ビーガンなカップ麺
さて、そんな私の週2日ビーガン生活ですが、始めてみると意外に楽しくて、これまでスーパーに買い物に行っても素通りしていた棚に足が止まり、目新しいものに手が伸び、食べながら新しい発見もあって、そこそこバラエティーも増えてきています。
もちろん、全てを手作りするのが理想なのかもしれませんが、気楽な一人暮らしの私がそんなことをするわけがありません!(←ここ、強め)そんな時、知人が教えてくれたのが、ビーガンのカップ麺でした。
「ほほぅ、カップ麺か」と最初は半信半疑……。余談ですが、私はカップ麺より袋麺派。カップ麺を食べるのは、年に1、2回あるかないか程度なのですが、その商品名「九州じゃんがららぁめん」に惹かれて、試しにと、Amazonで早速購入したのでした。
「九州じゃんがららぁめん」といえば、私の住む原宿にお店があって、私はそこの“こぼんしゃん”という熊本ラーメンが好きでたまに食べに行きます。
これは、私が以前、自分のInstagramに載せた“こぼんしゃん”の画像です。
色だけみるととても濃そうなのですが、食べるとそうではなく、マイルドなとんこつスープと焦がしにんにく油のバランスが絶妙で、熊本出身の私にとっては本場の味、懐かしい郷愁の味がします。
私はいつもお店に行くと決まってこの、“こぼんしゃん”をオーダーするのですが、このお店のメニューの中に、そういえば“ビーガンラーメン”があったのを思い出しました。
Amazonから届いた「九州じゃんがららぁめん」のビーガンラーメン。果たしてどんな味がするのか?「え?ビーガンで豚骨ラーメン???」って思いますよね……。
ワクワクしながら、まずひと口。
「ん?なんで、なんで~???こりゃ豚骨ラーメンだよ!」
というのが、私の率直な感想でした。思わず、「え~?どういうこと?」と思いながら、原材料を見なおしてみましたが、勿論、動物由来のものは入っていません。
カロリーも、普通のカップ麺に比べると、370キロカロリーと、とても控えめなのも嬉しいポイントです。
一瞬頭の中が「?」で一杯になったのですが、「まぁ、食べ物に理屈はいらない。美味しければよし」とすぐにいつもの私に戻りました。
今度お店に行った時には、ビーガンラーメンを注文してみようと思います。カップ麺でこのレベルなのですから、お店だときっともっと美味しいことでしょう。今から期待が膨らみます。
私の週2日ビーガン生活。“コロナ太り”の救世主になるのか?!とはいえ正直、飽きる前に、この生活が解除されることを祈るばかり。
あー、早く普通にラーメンがお店で食べられる日常に戻りたい……。
[…] なぜビーガン料理なのか?それは、以前書いたこちらの記事をどうぞ。★ […]