ハイブランドに学ぶ2019年秋冬メンズヘアカタログ│キーワードは70年代

暑かった夏も終わり、だんだん涼しくなってきたこのごろ。ヘアースタイルも春夏と打って変わって、トレンドが変わってきます。そろそろ準備を初めてみれば秋冬のトレンドに間に合うはず!

今回はルイ・ヴィトンやディオール、グッチなどのハイブランドから2019年の秋冬のトレンドをリサーチしてみました。

合計10ブランド!Instagramの最新投稿と合わせてご紹介します!

キーワードは70年代!台風の目は「フィン・ヴォルフハルト」にあり。

2019年秋冬メンズヘアスタイルのトレンドを解説する前に、絶対に押さえて置かなければいけない人物がいます。それは「フィン・ヴォルフハルト(Finn Wolfhard)」。

この名前にピンときた方!そうです。彼はNetflixオリジナル作品「ストレンジャー・シングス」のメインキャスト、マイケル役として一躍有名になった、今一番トレンディな俳優です。

ハイブランドもこぞってイベントの呼んだり、キャンペーンに起用したりと、引っ張りだこなフィン。最近ではサンローランのキャンペーンに登場し、70年代のテイスト溢れる見事な雰囲気を醸し出してました。

2019年秋冬のメンズヘアスタイルのトレンドを一言で表すなら、フィン・ヴォルフハルトのヘアスタイル!といっても過言ではありません。

他のハイブランドもテイストは異なりますが、全体的に70年代の雰囲気が流行の兆し有りです。前置きはこれまでにして、早速10ブランドのヘアスタイルを見ていきましょう。

グラムロックはT-LEXのマーク・ボラン│サンローラン&セリーヌ

まずはフィン・ヴォルフハルト(Finn Wolfhard)にならって、ウェービーで天然パーマ風のヘアスタイル。70年代前半のグラムロックを感じる、まるでT-LEX(ティーレックス)のマーク・ボランのような、ロングカーリーパーマはサンローラン(Saint Laurent)、セリーヌ(CELINE)で採用中!

フィン・ヴォルフハルト(Finn Wolfhard)はサンローランの2019年秋冬のメインイメージとしても過言でないほど、猛プッシュされています。

実は2016年までサンローランにいたデザイナー「エディ・スリマン」は、その後セリーヌに移籍しており、テイストも少し似ています。ヘアスタイルにも現れている?!

モッズはスタイル・カウンシル│バレンシアガ

最近街中でバレンシアガのロゴがドーンとプリントされたトートバッグをよく見るようになりましたが、売上も好調のようで、注目すべくハイブランドとして頭角を現しはじめたバレンシアガ。

2019年秋冬メンズヘアスタイルでは、イギリスのバンド、スタイル・カウンシル(The Style Council)を彷彿させる、言うならば21世紀版モッズスタイル!

長髪が苦手な人にオススメ。今からでも間に合うショート丈モッズスタイル。

ビートルズに片足を突っ込んだギリ70年代│フェンディ

そもそもモッズというと60年代ビートルズのような、前髪パッツンやボブっぽいイメージがありますが、実は70年代まで続いた一大ムーブメント。なので時代によってテイストも異なり、一概にコレ!と決まったヘアスタイルをさせないのが正直なところ。

フェンディ(FENDI)は「もっさり」七三分けはビートルズ的な雰囲気もありますが、ちょっと70年代的雰囲気もある、時代測定が難しいライン。

毛が太く毛量がある人にしかできない、もっさり七三分け。多少の長さも必要なので今から伸ばしましょう。

時代関係なし!タイムレスなメンズヘアスタイル

10ブランド中5ブランドは70年代風のヘアスタイルの中、残りの半分は流行関係なし! トレンドはあるものの、そもそもメンズファッションやヘアスタイルには王道というか「時代に影響されないことがトレンド」というものも平行してあります。

その年齢にしかできないヘアスタイルや、自分にあった定番を見つけたなら、それを貫くのもアリ!

ジョニー・デップはいつでもジョニー・デップ ヘアスタイル。グランジ系ちょいワル親父はタイムレス。写真はディオール(Dior)の香水「Sauvage」のキャンペーンより。

ここぞというときのオールバッグは、いつものイメージをガラッと変えられるので、写真のようにルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)レッドカーペットのようなフォーマルなシーンに最適。

若者に大人気のグッチ(GUCCI)もルイ・ヴィトンのようにタイムレスな男性像を表現。無造作にアップしたオールバッグはセクシー!

まるで若かりし頃のレオナルド・ディカプリオのようなメッシュを聞かせたヘアスタイルは、成熟した大人の男性にこそ試して欲しい!アルマーニ(ARMANI)のように、ヘアスタイルとは対象的に服はシンプルに!

英国紳士の代名詞「バーバリー(BURBERRY)」はトレンドを追うことなく、品のあるビシっ!とした七三分けロング。30-40代というよりは、”敢えて”の20代の人にチャレンジしてもらいたいヘアスタイル。

モード感溢れるプラダ(PRADA)は、 フィン・ヴォルフハルトをより都会的にアレンジしたようなヘアスタイル。このくらいのパーマなら初心者の方にもオススメ!

トレンドを追う?それともタイムレス?

10のハイブランドを調査した結果、半分は70年代風ヘアスタイル、残りは流行に関係ないタイムレスなヘアスタイルということが分かりました。

ファッションに正解はありません!トレンドを追うのもよし。定番のヘアスタイルを貫くのもよし。いろんなヘアスタイルを試して、あなたにあったものを探してみてください。

Beauty Museum(ビューティー・ミュージアム)Writer / Ryo Kaneko