【湯シャンの効果を検証】シャンプーをやめれば頭皮のかゆみは治まる!?

最近筆者が気になっているのが頭皮のかゆみ。いつもと同じシャンプー、洗い方をしているのに、後頭部あたりがかゆくなり、触ってみると出来物ができていました。

もちろんお風呂上がりはすぐにドライヤーで髪を乾かしていますし、何か不摂生をしたわけでもないので、考えられる原因はたぶん、乾燥!

季節の変わり目のせいか、思い返してみると日に日に乾燥が気になっていたような。言われてみれば、身体はボディクリームを塗っていたけど、髪の毛のケアは特にしていませんでした。

そこで私の周りにいる髪の毛がいつもツヤツヤしているご夫妻に、どんなヘアケアを行っているか聞いてみることにしました。

返ってきた答えはなんと「何もしていない」。シャンプーも使っていないらしいのです。 

いわゆる「湯シャン」と呼ばれる、シャンプーを使わないでお湯だけで髪・頭皮を洗う方法ですが、本当に効果があるのか……。(美容ライターとしてはイマイチ信用できません。)

ということで、今回は実際に1週間、湯シャン生活をおくり、髪質や頭皮(特にかゆみ)にどのような変化があるのか、検証してみることにしました。

湯シャンがもたらす効果とは?

実際に湯シャンを始める前に、湯シャンについて少し調べてみました。湯シャン第一人者として有名な宇津木龍一先生の著書や、実体験者の話、文献などを参考にしています。

湯シャンとは?やり方をざっくり説明!

湯シャンとは読んで字のごとく「お湯シャンプー」の略で、お湯をシャンプーと見立てて髪・頭皮を洗うことです。

シャンプーの前には、ブラシで髪についた汚れ浮かせ、後の湯シャンで落としやすくしておくのも、湯シャンを行う過程の一部として含まれています。

約37度ほど(35度と提唱する人もいます)のぬるま湯で、ゆっくり時間をかけて、やさしくマッサージするように、汚れを洗い流します。

湯シャン後は、髪の毛が短い人でも、自然乾燥をせず、ドライヤーで乾かすようにしましょう。

湯シャンで何が変わる?

インターネット検索で湯シャンについて調べてみると、薄毛を気にしている方が湯シャンについて、調べているようです。

宇津木龍一先生の著書「シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった!」でも、薄毛について触れていますが、一定の効果はあるようです。

要は洗いすぎによって、必要以上に皮脂を落としてしまい、それにより頭皮が乾燥したり、皮脂によるバリア機能が失われたりすることが、薄毛になる要因という考えのようです。

人間本来の皮脂コントロール機能を湯シャンに切り替えることによって、取り戻しましょう!というのが湯シャンの狙いです。

湯シャンだけで汚れは落ちる?

油性のワックスや、スプレーなどはお湯だけでは落ちけれないので、シャンプーが必要ですが、 頭皮の汚れはお湯だけで約7割は落ちると言われています。

また、洗い方だけでも落ち具合が変わってくるので、実際に試しながら、私なりに検証してみたので、後ほど解説いたします。

そもそも昔はシャンプー自体、存在しなかったわけですから、お湯だけでも問題ないはず!プラシーボ効果も大事ですよ!

湯シャンの効果を検証!1週間の脱シャンプー生活で分かったこと

最初は2日に一度シャンプーを使い、徐々にシャンプーの回数を減らしていくことを皆さんオススメしているようですが、どうせやるなら本気でやってみよう!ということで、今回はいきなり1週間湯シャン生活をはじめてみました。

初めの3日間はしっとりヘアー

いきなり1週間湯シャン生活ということで、ある程度覚悟はしていましたが、やはり初めの3日間は辛かったです。

湯シャン後6時間もたつと、髪の毛がべったりしてきて、「お風呂に入っていない人」みたいな、しっとりヘアーになってしまいました。

ワックスも何も付けていないのに、直毛の筆者の髪がしっとりしていたので、会う人に不潔と思われないかヒヤヒヤしてしまいました。

肝心の頭皮のかゆみも残ったままでした。

不思議と不快感は少ない

見た目はしっとりですが、お風呂に一日入らなかった日のように、「今すぐお風呂に入りたい!」といった不快感はありませんでした。

たぶん汚れ自体は湯シャンで落ちていたからだと思います。

それに加え今回のために事前に準備していた、あるグッズの効果が大きかったのかもしれません。

洗い心地が欲しければ「シャンプーブラシ」を使うべし

さっそくネタバラシになりますが、あるグッズとは「シャンプーブラシ」です。

シャンプーブラシとは、手の代わりにトゲトゲの突起物が(主にシリコン製)ついたブラシで、手で洗うより効率的に頭皮の汚れを落とすことができます。

指の腹よりも、シャンプーブラシの先端の方が細いので、ダイレクトに頭皮に当てることが可能です。

また毛量が多かったり、髪の毛が長い人には特にオススメで、手だと髪の毛が邪魔で洗いにくい頭皮を、シャンプーブラシを使うことにより、髪の毛に絡まることなく、簡単に洗うことができます。

色々なシャンプーブラシがありますが、選ぶポイントは先端が細く、硬すぎないものです。オススメはETVOS(エトヴォス) リラクシングマッサージブラシ

頭皮のかゆみはある程度おさまった!

湯シャン生活4日目ぐらいから、だんだん後頭部の出来物が減っていき、しっとりヘアーも落ち着いてきました。

徐々に皮脂の分泌量を身体がコントロールできるようになってきたのかな?と、なんとなく実感はできたものの、かゆみが完全になくなったかというと、答えはノー。

改善はしていると思いますが、1週間足らずの湯シャン生活ではまだまだのようです。

かゆみ自体は減っていっているので、この調子で湯シャン生活は続けていこうと思います。

効果は人それぞれのようですが、3ヶ月ぐらいから変わってくるという人が多いようです。

【湯シャンの効果を検証】のまとめ

なかば半信半疑ではじめてみた湯シャン生活。普段さまざまな化粧品をレビューしている筆者としては、複雑な心持ちではありましたが、結果「ある程度の効果がある」という結論にいたりました。

もちろん化粧品の力を 未だに信じてますし、完璧に”断捨離”できるかと言われると、難しいところです。

しかし、アトピーや超敏感肌の方など、そもそも化粧品が合わない人もいらっしゃるので、そんな方には一度湯シャン生活を試してもらいたいと思いました。

今回の検証をまとめると

  • 湯シャン前のブラッシングも湯シャンの一部
  • お湯の温度は低めに(35度から37度)
  • 必ずドライヤーで髪を乾かす
  • シャワーブラシがあると不快感を軽減できる
  • 初めの3日間はしっとりヘアー
  • 頭皮のかゆみは軽減されたが1週間では効果が薄い
  • 効果が実感できるのは3ヶ月目ぐらいから
  • 油性のワックスやスプレーは湯シャンでは洗い落とせない
  • アトピーや超敏感肌の人には試す価値あり
  • 現状困ってない人は湯シャン生活する必要はない

というわけで、引き続き湯シャン生活を続行していこうと思います。また、大きな変化などあれば、報告したいと思います。

Beauty Museum(ビューティー・ミュージアム)Writer / Ryo Kaneko

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