ニューヨークのハロウィンと年末商戦

明日は10月31日。ハロウィンですね。10月はハロウィンイベントが日本のいたるところで行われていましたが、それもいよいよ明日がラスト。私が住む東京、渋谷・原宿界隈は、特に夜になると思い思いの仮装をした人たちで溢れ、ちょっと異様な雰囲気になります。
ここ数年、日本ではクリスマスよりも派手に盛り上がるようになったハロウィン。日本のハロウィン市場も活況です。

日本の場合、子供よりも大人が楽しんでいる感が否めませんが、『アメリカでは子供が主役だよ。田舎の方だと子供がお菓子をもらいに一軒一軒まわるしね。ニューヨークだとタイムズスクエアあたりには仮装してる連中もいるけど日本みたいに騒がないよ』と、ニューヨークに住む知人のEddieとNY通のNAOKIDAが教えてくれました。

「ニューヨークのハロウィンの風景をLINEで送って~!」とのリクエストに応えてくれたEddieとNAOKIDA。
ニューヨークでは、自分の家をデコレーションするのを楽しんでる人たちも多いんだそうですよ。

アッパーウエストにて

WOW!なんだかとてもグロテスクなデコレーションばかり。
こちら、アッパーウエスト界隈だそう。
アッパーウエストといえば、ニューヨークでもお金持ちが多いエリア。
ジョン・レノンがその建物の前で殺害されたという有名なアパート、ダコタハウスが72丁目にあることでも有名ですよね。
グロテスクなデコレーションは、確かに日本のハロウィンとは違う雰囲気が漂います。
仲間とハロウィンのホームパーティーを開くことが多いそうなのですが、お家の中は外のデコレーションと違って楽しいパーティが開かれている頃かもしれません。

そして、こちらはアッパーウエストのpub。意外と地味な飾りつけです。

こちらはフレンチトーストとエッグベネディクトが有名なサラべス本店。こちらも質素。そして空いている。ブームは去ったのかしら?夜だから?
というより、そもそもサラべスは地元の人よりツーリストの朝食&ブランチに人気みたいですよ。

やっぱり、ニューヨークだと思うとなんだかそれだけでワクワクします。
ハロウィンが終わると街は一気にクリスマスモードに変わるそうです。そこは日本も同様ですね。

ニューヨークに住むEddieとNY通のNAOKIDAは流通業界についてとても詳しいのですが、彼ら曰く、ニューヨークの年末商戦は、Thanksgiving Day(感謝祭)11月の第4木曜日までがピークなのだそう。そこは日本と違いますね。日本はクリスマス商戦がピークのようですから。

年末商戦といえば、ブラックフライデー (感謝祭11月第4木日の翌日の金曜日のこと)には、 世界最大のスーパーマーケットであるウォルマートや、世界最大の家電量販店のベストバイには、0時の開店をめがけて200名~300名が並びオープンと同時に大賑わい!一気に買い物をするのだそうです。
それもそのはず、なんと、テレビが1台1ドルとかもあるみたい。そりゃ並ぶでしょう!

そして、ニューヨークシティーマラソンは毎年、11月第一週の日曜日。今週末の日曜日なんですねー。
ふ~、ニューヨークへ行きたくなっちゃったな……。行けないけどね。

文/TAKAKO NEZU