こんにちは 異文化コミュニケーション 仮面心理学インストラクターのアッキーです。
皆さんは海外に興味がありますか?パスポートは持っていますか?
海外から日本を眺めてみることでわかるたくさんのこと
29年前、私が初めてパスポートを取得し渡航した先は、インドでした。ドキドキしながら荷物の中にインスタント味噌汁や梅干を入れていたのが懐かしい思い出です。
今のようにネットを通じての情報はありません。行ったことのある人の情報がすべてであり、美味しいお店や泊まるホテルの口コミを調べてから行くという思考もありませんでした。
インドへ出発する数日前に急なフライトキャンセルがあったこと、インドでは行った先々で飛行機も列車も時間通りに来ないことは普通。
公共交通機関は正確な時間に発車することが当たり前と思っていたので、最初はちょっとイライラ……。でも「日本の常識はインドでは非常識」だということを目の当たりしてみて、自分が常識と思っていることは実は常識ではないのかもしれないと思うこと、そして日本という小さな島国での生活に色々な疑問を持つことが出来たこと、海外から日本を客観視できたこと、初の海外でインドに行ったことが、私の人生を大きく変化させたことは間違いありません。
パスポートを持っていない?若者たちの現実。
観光庁によると日本の20代(20-29歳)の出国者数は2017年305万人。
パスポートの取得率は1995年9.5%だったのに、それから22年後の2017年は69%かとおもいきや、6.9%という数字に正直、驚愕しました。
今は修学旅行や留学等に行く若い層が増えて、もっと高い取得率かと思っていたのに1割に満たない取得率。アンケートで20代に「海外に行ってみたいですか?」と聞いたところ、「とてもいきたい」45.1%「まあまあ行きたい」22.6%、この2つを合わせてみると7割近くは海外に行ってみたい気持ちはあるのです。逆に行きたくない人の理由は「怖い、治安が悪い」「言葉が通じない」とありました。
行きたい気持ちはあるけれど、行くのには勇気とお金が必要、だったら安全な日本にいてYouTubeで景色や動画を見ていたら満足、というのが多くの20代の本音なのかもしれません。
昔に比べたらLCCの就航やネット環境のおかげで渡航費用は安くなりましたが、旅行はまだまだ贅沢な選択の一つであるということなのでしょうか。
海外に行って自分がリアルな体感をすることは、画面だけをみていてはできないこと。体験はきっと財産になるはずです。海外に行くと客観的に日本を見ることができます。外から日本を見てみること、これが今の時代にはすごく必要だと思います。
日本ってすごい先進国なのだとか、すごい都会だと思っていたら、その情報は間違いなのでアップデートが必要です。
もしかしたら、日本どころか、自分の住む町や職場のある市から出たことがないなんてことに陥ってしまったら、小さな自分だけの世界が基準の思考なってしまうかもしれません。
“井の中の蛙大海を知らず”・・・偏った価値観が、あたなを蛙にしてしまうのです。
一方では、海外に出掛ける日本人の数は2012年1849万人が最多となり、その後一旦減少しますが、2018年には1895万人と6年ぶりに過去最多を更新し、昨年2019年の人数は更に増加しているはずです。
また、2015年以降は出国者よりも訪日客が多くなっていて、2019年は3188万人と二年連続で3000万人を超しています。
今年開催の東京オリンピック・パラリンピックでは、海外から多くの方が訪れ、4000万人に迫る勢いなるのでは……と思っていたところに、新型コロナウイルスが発生しました。
インバウンド事業や観光業、イベントと、さまざまなところで影響が出ています。以前は遠い国で起こったことは他人事でしたが、今は人の往来が国を超えてあるので、あっという間にすぐ身近なことになります。
今回のコロナウイルスの伝染や感染は中国・武漢で発生したウイルスですが、春節と重なり、そして中国からの人気の旅行先が日本だったためにここまで早く日本で感染していったと思います。
ひと昔前、日本は“安全と水はタダ”と言っていたのに、今は海外に行くことが怖いと思っていても、海外から恐怖は身近にやってきます。
みえないウイルスは怖い存在ではありますが、むやみやたらに怖がっているより今できることを、確かな情報を捉えていくことが必要だと思っています。
今回のコロナウイルスが一日でも早く終息して、マスクを必要とせず、人混みを恐れない生活、東京オリンピック・パラリンピックが無事開催することができる、平穏な日常が戻りますように。
人とのコミュニケーションに役立つ『仮面心理学』
今後、海外に行くことがあった時、又は海外に行かなくても日本で外国の方と接することがある場合の異文化コミュニケーションとして、「仮面心理学」がとても役立ちます。
「仮面心理学」は生年月日も血液型も必要ありません。顔のある一部のパーツを見ることで“感情の速度”がわかります。「仮面心理学」の礎は、日本人だけではなく、元々アメリカの裁判所治安判事エドワードジョーンズ氏が数千人もの犯罪者を観察して、その顔に共通の特徴があることに気付き、顔を見ただけで被告人の犯罪の種類を正確に推測できるようになったことから、研究が始まったのでした。
言葉が分からなくても顔を見て、自分との違いがわかることができる「仮面心理学」は、海外に出ていく方や日本で海外の方と接することがある人にはとても役立つ現代版魔法の杖になります。
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【増田朱美profile】
一般社団法人ブライダルアライアンス 理事
仮面心理学 インストラクター
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