『婚活応援隊』隊長のあけさんです。名古屋で結婚相談所を始めて現在9年目。3年前から地方での婚活を応援しながら、国際結婚のお手伝いもしています。
Beauty Museumでは、異性と付き合ったことがない人向けの『結婚の学校』、顔をみると脳の傾向が見えてくる『仮面心理学』、120の質問に答えてコミュニケーション力を診断する『AI診断』と、様々なジャンルの紹介をしてきました。
今年は年間を通して、『国際結婚』のお手伝いからみる婚活のお話を中心に紹介していきたいと思っています。
今回のテーマは、「結婚の条件」です。
もしもあなたが結婚したい相手を選ぶ場合、何を条件にしますか?
結婚相談所の場合、女性は男性の年収や勤務先、身長、同居はNGなどが多い条件です。一方、男性は顔と年齢がほとんどです。
でも、リアルに結婚をした人たちに「実際、結婚の決め手になったことはなんですか?」と質問をしてみると、ほとんどの場合、相手の内面(やさしさ・思い遣り・考え方など)が多いのです。
逆に、外見が好みだったから付き合ってはみたものの、何かが違うと感じたり、条件にしていた年収が良くてもお金の使い方が合わない等、希望通りの条件でも結婚に至らないケースが多くあります。
アメリカでヒットした婚活リアリティショー『ラブ・イズ・ブラインド』の日本版をNetflixで観ました。バチェラーが一世を風靡しましたが、どこか出来過ぎた肩書や、演出めいたものを感じていました。でもこの『ラブ・イズ・ブラインド』はごく普通の男女が参加しています。
外見で判断しがちな相手を、最初は対面することなく会話をして内面を知ることからスタートするという新しい婚活のカタチなのです。
ルールは参加する男女が別々に10日間を過ごし、「ポッド」と呼ばれるお見合部屋の中で1対1となってお互いの顔や姿を見ることが出来ず、会話(声)だけで判断し、もしも心が通じたらプロポーズをします。
ここでプロポーズを受け入れたら、ようやく会うことができます。声だけは聞いていたので会うことでイメージが変わったりしますが、安心感の方が大きくてカップルになった参加者の男女はすごくいい表情をしていました。
個人的には本当に会話だけでプロポーズまでできるのかと思ったのですが、顔をみて話をしないことで、なかなか打ち明けられなかったことを話せたり、共感し合えたりすることがあります。気持ちが通じるということは、こういうことなのかも?とも思いました。
カップルになった二人には、一泊ご褒美旅行後に3週間同棲生活が待っています。参加者はもちろん一般の人なので、会社へ行き、仕事をしながら同棲生活を送ります。そして3週間後には結婚式です。
同棲生活期間中に迷い別れることもあります。どんなに内面に共感して一緒になっても、生活していると細かいことが許せなかったり、命令口調になったりしていくこともあります。
人は、家族関係や夢の価値観の視点が違うと、どうしても互いに譲れないことがでてきます。ネタバレになりますが、この展開で結婚に至った男女がいました。
同棲生活中には一緒にご飯を作り、向かい合って食べながら話をする。今の時代、女性だから食事の支度をするのではなく男性も手伝うことの大切さ、お互い仕事をしているので助け合う事、そして独りになれる時間も必要だなと思いました。
恋愛は楽しい期間です。外見が可愛いとかかっこいいことが重要でいいのかもしれませんが、結婚=生活になる時こそ外見よりも相手の内面をどれだけ知ることが出来て寄り添えるかが大切になってくるのだろうなと、何組もの参加者カップルを客観的にみていて感じました。
通常は恋愛から結婚へ移行していきます。内面を知り、寄り添えることをしていたのに現代日本の離婚率は30%台です。だからこそ外見の良さではない心のつながりが必要で、相手の心地の良さがわかり、問題が起きても相手と向き合えることが必要なのでしょう。
婚活を拗らせている人は相手に多くの条件を求めていることがあります。そして一つの欠点も許すことができないことが多いのです。その条件が生活にどれだけ必要なのか『ラブ・イズ・ブラインド』を観て考えてみると新しい発見があると思います。
結婚までしたカップルのうち1組は英語を話すことが出来ました。お互いうまく話せない時や悩んだ時に、第二言語があることで自分の頭の中を整理しながら、時にはストレートに感情を伝えることが出来るのは、日本語だけしかないことよりもいいと私は発見しました。
国際結婚の場合も最初から文化や言語が違うからこそ、違って当たり前を受け入れています。言葉を一生懸命理解することで相手も理解しようする。そして愛を囁く時に躊躇なく言える第二言語があることが仲良くしていくことの秘訣なのかもしれません。
結婚こそ”損得”で考えるのではなく、お互いの存在が”得得”になり相手を幸せにしてあげたい気持ちこそが条件よりも大切なのかもしれませんね。
【SDGs宣言】
私は国際結婚を取り組むにあたり、SDGs(持続可能な開発目標)の17目標のうち、3つを掲げて取り組んでいます。
「10 人や国の不平等をなくそう」
「11 住み続けられるまちづくり」
「17 パートナーシップで目標を達成しよう」
こちらの取組みもまた紹介していきます。
【『国際結婚』に興味がある方、お見合や恋愛がうまくいかない方へ】
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