【連載×ますだあけみ】その言い訳、いつまでする気ですか?

こんにちは 『婚活応援隊』隊長のあけさんです。名古屋で結婚相談所を始めて現在9年目。3年前から地方での婚活を応援しながら、国際結婚のお手伝いもしています。

Beauty Museumでは、異性と付き合ったことがない人向けの『結婚の学校』、顔をみると脳の傾向が見えてくる『仮面心理学』、120の質問に答えてコミュニケーション力を診断する『AI診断』と、様々なジャンルの紹介をしてきました。

今年は年間を通して、『国際結婚』のお手伝いからみる婚活のお話を中心に紹介しています。

コロナの感染者数もある程度いる中で旅行支援が始まりました。名古屋から東京行きの新幹線はほぼ満席です。どこもかしこも行楽地は賑わっています。マスク姿ではありますが、日常が戻ってきた感がありますね。

婚活業界も対面の婚活パーティーやイベントが増えてきました。先日は行政との3年ぶりのお見合回転すしイベントを開催。透明マスクをつけてはいましたが、やはりリアルな出会いは温度感が伝わり改めていいなと思いました。

コロナを言い訳に婚活を延期していた人達がいます。

みんな動いていない、動くと後ろ指刺されそう、パンデミックの時に会うと怖い、マスク越しでしか会えない、こんな時に恋愛なんてできないなど、数々の言い訳を聞いてきました。

結果、言い訳していた人や何もしなかった人はコロナ前と何も変わっていません。

変化のあった人もいます。こんな時期だから一緒にいられる人と出逢いたい、価値観を確かめることができた、家族となって気兼ねなく生活できる、など、コロナ禍でも結婚した人は多くいます。

日常が戻りつつある最近の言い訳で、よくあるのは「仕事が忙しい」です。

例えば、急に世間が動き出すと人手がないので出勤しないといけない、平日残業が多いので週末はゆっくりしたい、休みの予定がわからないなど、またまた言い訳オンパレード。常に言い訳を探している感じがしてしまいます。

いつも思うのですが、自分の都合しか言わない人に合わせてくれる人はなかなかいません。

国際結婚をお手伝いする際、アジアの女性を紹介する時も同じです。言い訳ばかりをする人がいます。まだ日本人を諦めていない、親に反対される、財産を持っていかれる、日本語が話せないと会話ができない、などがそうです。

日本人がダメだから外国人しかいないという考え方、親や親戚の手前、というよくわからないプライド、財産という二束三文の田舎の土地と山、日本語がうまく話せないコミュ力不足……。

厳しいようですが、自分の都合しか言わないそんなあなたに、アジアの女性達だって合わせてはくれません。

言い訳をする人の傾向は、自分の固定概念が変えられない人で、男尊女卑が根底にあり、プライドが高く、何より素直になれない人が多くいます。

婚活業界に限らず、一般社会でもこのような人は、「昭和のおじさん」と呼ばれています。40代半ば頃から頭が固く、変化に対応できず、過去の栄光や時代に浸り、自分の価値観を一番だと信じている世代です。

ただ、昭和のおじさんをみていて思うこともあるのです。競争社会の中で人一倍承認欲求が強いのに認めてもらえないもどかしさ。過去の成功体験やいい時代を過ごしてしまったことでの現実逃避する人たち。日々進化していくIT関連についていくのが精一杯。家庭でも会社でも浮いた存在になりつつも自分から折れることもできない、など、その気持ちがわからなくもありません。そういう私も昭和のおばさんですから。

大事なのはまず、自分が今の時代とズレていないか?自覚からスタートすることです。昭和の負の遺産を引き継いで頑なに変えないことよりも、新しい時代に対応し変化できるれば人生はまた面白いのかもしれません。

先日、とても嬉しい出来事がありました。昨年結婚したベトナムの女性と日本男性の間に元気な赤ちゃんが誕生しました。通常の出産でも大変な中、コロナ禍で感染に気を付けながら、異国の地での出産。パパそっくりな男の子でした。新しい命のバトンが繋がったことに感謝です。

このカップルは最初から全てがうまくいった訳ではありません。でも男性は婚活を先送りせず、国際結婚を選び、最初は親に反対されていたけれど自分の意志ですすみました。そして、今は仲良く一緒に暮らしています。跡取りまで誕生しました。

家族はいつの時代も減ったり増えたりします。跡取りという感覚が昭和かもしれませんが、ご両親の喜びようをみて、次の代がいることの大切さを改めて感じました。何より、自分が命を懸けて守りたいものができた喜びは今までの経験にないことでしょう。

私自身もこの先多くの赤ちゃんの誕生を楽しみに、婚活を応援していきたいと思った次第です。

【SDGs宣言】

私は国際結婚を取り組むにあたり、SDGs(持続可能な開発目標)の17目標のうち、3つを掲げて取り組んでいます。

「10 人や国の不平等をなくそう」

「11 住み続けられるまちづくり」

「17 パートナーシップで目標を達成しよう」

こちらの取組みもまた紹介していきます。

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