極度の面倒臭がり屋な筆者は紐靴が大っ嫌いです。重い荷物を肩にかけ、さぁでかけようとしたとき、玄関でしゃがんで靴紐を結ぶのは面倒臭くないですか?さらに忘れ物なんかしたときには、もうキレそうになります。また靴脱がないといけないのかよー!って。だから思ったのです。数秒で簡単に脱ぎ履きできる靴はないのかと。欲を言えば、ビジネスシーンでも使えて、メンテナンスをすれば長く履くことができる靴がいいですよね。BMではそんな紐なし革靴を徹底的に調査しましたのでご紹介いたします!
紐なし靴界の優等生「Boa®システム」
数年前からじわじわ話題になりつつある、Boa®システム搭載の靴は面倒臭がりな方必見です。円盤状のディスクをカチカチと回すだけで、繋がったワイヤーの長さを調整し、1mm単位で締め上げることができます。脱ぐときはカチャっとワンタッチでワイヤーを緩めることができるので、紐靴のようにいちいち解いて緩める必要がありません。
スペクタス / SPECTUSS
©instagram/spectusshoeco._official/
「革靴でもなくスニーカーでもないデザインと履き心地」をコンセプトにBoaシステムを搭載したモデルを得意とするブランド。フット ザ コーチャー(foot the coacher)を手がける竹ヶ原敏之介の別ラインといえば、わかる方もいるはず!フォーマルライクな見た目なので、ビジネスシーンでも活用できること間違いなし。
フットストックオリジナルズ / FOOTSTOCK ORIGINALS
またもやフット ザ コーチャー(foot the coacher)を手がける竹ヶ原敏之介のブランド。日本の職人技術がつまった靴が特徴。Boaシステムを搭載したモデル「QUICKS® +BOA」が一点だけあり。
甲周りが広い方にはミズノの「LD40 Boa」がオススメ。長距離ウォーキングを目的とした作りになっているので、見た目と裏腹に歩きやすさも兼ね備えています。
ヨネックス / YONEX
テニス用品で有名なヨネックスからもBoa®システムを採用したシューズが販売されています。ヨネックス独自の「パワークッションプラス」ソールが膝、腰の負担を軽減してくれます。
紐靴を「紐なし化」する便利グッツ
画期的なBoa®システムでしたが、まだまだメジャーではないので、限られたデザインしかありません。そこでオススメしたいのが、今持っている革靴を「紐なし化」すること。方法が異なる2種類の紐なし化をご紹介します。
サロモンの靴に採用されているものと似ている仕組みで、蝶々結びをしなくても簡単に靴紐を結んだように縛ることができる優れもの。紐自体が伸縮性のよいゴム素材になっているため、脱ぎ履きがしやすく、片手で締めることができます。ランニングなどスポーツをするときは、アジャスターを調整することでしっかりフィットさせることもできます。
シリコン製ゴムバンドを紐穴に通すことにより、見た目はそのままに紐なし化することが可能。しっかり伸びるので、脱ぎ履きするときも楽チンです。汚れてもさっと拭き取るだけでキレイになります。
文 / RYO KANEKO