2017年9月27日(水)~29日(金)まで、渋谷スペースエッジにてシカゴ発ワークウェアブランド、UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサル オーバーオール)2018SSコレクションの展示会が開催されました。Beauty Museumでは以前にもワークウェアについて記事にしましたが(休日は何を着たらいいの? 仕事着を使い回すお父さんの3割増しコーディネート。)男の普段着にはワークウェアがもってこい! 今回の展示会では日常使いできるリアルクローズな洋服を沢山見つけてきました。
目次
コンセプトは「WHITE WORKER」
ホワイトカラーという言葉を耳にしたことはありますか? 日本語に直訳すると”白襟”を意味するのですが、いわゆる白シャツにネクタイを締めて働く高学歴の人(頭脳労働者)を指します。たいしてブルーカラーという言葉もあり、これは土木建築関係のいわゆる肉体を使った労働者のことを指します。UNIVERSAL OVERALLの2018SSのコンセプトは「WHITE WORKER」。一般的にブルーカラーというとホワイトカラーの人たちに比べ卑下される傾向にあります。しかし現代社会において、やりたくもない仕事をロボットのようにこなし、心を殺して働くホワイトカラーの人より、自分の好きなことを仕事にし、汗と油にまみれながらも毎日を清々しく生きているブルーカラーの人のほうが、よっぽど”WHITE”ではないか、そして、本当はブルーカラーの人の方が白を着るのに相応しい心と精神を持っているのではないだろうかというメッセージが込められています。
汚れたイメージのある労働着をクリーンで日常的に着られるデザインに再構築し、ブルーカラーの人への敬意と社会への反骨精神を表現したとのこと。
ガシガシ洗えてタフな服たち
ワークウェアで求められるのは何と言ってもタフさ。過酷な労働環境でも耐えうる堅牢な生地、縫製が必須です。UNIVERSAL OVERALLは1924年から約一世紀に渡り、タフなワークウェアを追求し、本国シカゴではストーンカッターの愛称で親しまれてきた老舗。当時珍しかった綿ポリエステル混紡(着用・洗濯に強い耐久性を持つ)のチノ素材をいち早く取り入れ多くのワーカー達から支持を得たそうです。チノ素材は現在のファッション業界でも定番になっていますよね。
18SSのコレクションでも、しっかりブランド魂は健在。定番のオーバーオールをはじめカラバリ豊富なカバーオールは日常着として着やすいサイズ感に調整、日本人にあうサイジングになってました。
服だけじゃない、様々なラインナップ
驚いたのは洋服意外にもバッグや靴下などのファッション小物から、ペット用品まで幅広く展開していたこと。洋服と同様しっかりした作りをしているので、合わせて揃えたい。
会場スタッフのコーディネートをチェック!
コンセプトどおり、普段使いできるクリーンなデザインが特徴。また、リーズナブルな価格にもかかわらず、チープさが一切ありません。年齢を重ねると、年相応のものを着なくては…とよく言いますが、スナップ写真でも分かるとおり年齢問わず違和感なく着こなせています。一部参考商品も含まれますが、UNIVERSAL OVERALLの服は公式オンラインストアにて購入可能! 18SSの発売はまだですが、17AWの商品は購入できますよ! 気になる方は是非下記リンクをご確認下さい。
UNIVERSAL OVERALL
HP : http://www.universaloverall.jp/
ONLINE STORE : https://www.dreamws.co.jp/shop/
INSTAGRAM : https://www.instagram.com/universaloverall_jp/
文・写真 / RYO KANEKO