湿度。日本ほど空気中の水分を気にする国はないでしょう。冬は乾燥のせいでお肌はガサガサになるし、夏に至っては気持ち悪い汗をかき、夕方には顔がテカテカになるし、いっそのこと国家予算で室外にハイテク空調機でも付けてくれればいいのに!
わたくし、バスタオルはホテルのような厚手で大きいものが好きで今治タオルを愛用しているのですが、この梅雨のジメジメした時期になると、一日中干しても乾かないことがあります。外干しすればいくらか乾きはいいかもしれませんが、一人暮らしの人ならわかりますが、日中仕事に出ているときに乾かすなら、不意の雨のことを考えると、室内干しになってしまいますよね。冬の乾燥した時期ならいいのですが、夏場だといくらクーラーの除湿機能をつけてもダメ。一日中乾かしても生乾き状態。こんなタオルで身体を拭いたあかつきには、生乾き特有のくさ〜い臭いが体中についてしまいます。
耐えきれなくなり、ネットで良い対処法がないか検索していたところ、「除湿機」なるものの存在をしりました。加湿器は知っていたけど、除湿機もあったのですね。だけどまぁ、種類が多いこと。何を買っていいか分かりません。決して安い買い物ではないので、失敗しないためにも除湿機の選び方についてまとめてみました。
除湿機の種類
1 コンプレッサー式
エアコンと同じ仕組みで湿気を除去してくれます。湿気の多い時期は除湿性能が高く、電気代も安い傾向に。一定以上の湿気があるときには有効だが、冬場のような湿気が少ない時期には除湿性能が落ち、稼動音がうるさいというデメリットも。
2 ゼオライト(デシカント)式
ゼオライトという乾燥剤を使って除湿する方法なので、湿気の少ない冬場でも除湿性能があり通年使用できる。しかし除湿する際にヒーターも使用するので夏場はエアコンとの併用が必要、かつ、消費電力もコンプレッサー式の2〜3倍なので電気代が心配。
3 ハイブリット式
コンプレッサー式とゼオライト式の良いところ取りをした方法で除湿します。電気代を抑えれるというメリットがありますが、本体が高いので初期投資が必要。
以上の3つが除湿機の主な種類になります。3つとも良い点、悪い点があるので、ご自身の環境に合わせて選ぶことが重要となってきます。
一人暮らし+夏場に使用するなら「コンプレッサー式」
わたしのように、一人暮らしで室内干しのときに洗濯物が乾かないことに不快感を持っている人なら迷わずコンプレッサー式をオススメします。コンプレッサー式なら価格も1万円台からありますし、サイズも空気清浄機ほどしかないので場所をとりません。コンプレッサー式のデメリットである、冬場の除湿は向かないという点も、そもそも冬場は除湿機なしで乾くので問題ありません。オススメの1台はコチラ!
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とりあえず試してみたい、値段で選ぶなら「ゼオライト(デシカント)式」
ゼオライト(デシカント)式の良いところは、とにかく安いこと。3,000円〜10,000円程度で購入できます。問題は電気代ですが、普段は外干し、雨の日だけ室内干しするなら、そこまで電気代がかかりません。除湿機がどんなものが試してみて、今後も使うようであればコンプレッサー式、ハイブリット式に切り替えるための参考にするのもいいでしょう。
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オフィス利用で通年を通して使うなら「ハイブリッド式」
初期投資はかかりますが、年間を通した電気代を考えれるなら、ハイブリット式の購入を思案にいれたいところ。ホテルのようなカラッとした室内が手に入ると思えば安いかもしれませんね。なかなか一般家庭では手が出しづらいですが、現行品では1番高性能なので、間違いありませんよ!
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いかがでしたでしょうか。因みに私はコンプレッサー式の「シャープ プラズマクラスター除湿機」を購入しました。数時間起動しているだけで、みるみるタンクに水が溜まっていくので、洗濯するのが楽しくなりました。それにカビを抑制してくれるプラズマクラスターも付いているので、心なしかクローゼットのカビにも効果があるかと思うと、一石二鳥、安心した心持ちで夏場をやり過ごせそうです。
文 / RYO KANEKO