【連載×ますだあけみ】「地震」も「自信」も準備が大切~結婚のお相手探しはプロを頼るもアリ~

『国際結婚救助隊』隊長のあけさんです。

名古屋で結婚相談所を始めて12年目。以前は日本人同士の恋愛相談や婚活スクール、お見合を行っていましたが、4年前から東南アジアの女子達とのご縁を繋ぎ、国際結婚のお手伝いをしています。

連載エッセイでは、日本人同士では気付かなかった目線からの出来事を今年もお伝えしていきます。

先月の投稿で、偶然にも地震が起きなければいいと思ってることを書いていたのに、元旦に石川県を中心とした大きな地震が起きてしまいました。地震はいつくるのかわからない、そんな中でも元旦に地震って……そんな酷いこと、ありますか。

年末大掃除をして、コロナ明けで久しぶりに集まる子どもや孫、親戚との団らんを楽しみに準備をしていた中に地震は起きました。一家で被災された方が多くて、そして高齢の方が多いことがニュースをみていてつらかったです。

逆を言えば、帰省していた若い人がいたからすぐに避難ができたことも多いと聞きました。 数名ですが、七尾に知り合いがいるので現地がとても心配でした。身内ではないから、慌てて連絡するよりも少し時間をおいて連絡した方がいいと思いそうしました。電話で聞いたことは、ニュースで見ることとは違っていたのです。

家は大丈夫だけど地域の水道管の破損があり、それを修理して水が通っても、自宅の破損した水道管の修理がいつになるかわからない、屋根の亀裂にブルーシートを張るのは300人以上待ちだとのこと。

水道が使えないなら水を送ろうかと思ったのですが、水はどこにでもあるし、買う事もできる。何が必要かは日に日に変わっていくことを知りました。

そして家族構成によっても必要な物は違うはずです。被災された家族は避難生活を少ししたけれど、現在避難所はほぼなくなっていて、大変なのは犬を飼っている人だと聞き、一気に他人事ではなくなりました。犬を飼っている人は避難所にも行くことができないことや、受け入れがあったとしても犬が落ち着かないこと、周りが嫌がることなどを聞いて落ち込みました。うちにも犬が一匹います。家の中では「家族」と同じです。しかし、外にでれば「犬」なのです。アレルギーや臭い、吠えなど問題があることはわかっています。今回の地震では、人間のことももちろんですが、犬用の避難グッズや避難先のことを考えなければいけないと改めて思いました。

つい先日のこと、ベトナム女子が婚姻届け提出の為に来日してくれました。

日本で色打掛を着たいと希望していたのでフォトウェディングを予約してくれた男性。貸し切りの和風一軒家で撮影が行われた時に、七尾から被災されたご両親が来てくれたのでした。

ベトナム女子にはオンラインで会っていましたが、対面は初めてです。撮影中は「かわいい」「素敵」の言葉が飛び交いました。初めての着物姿を見て、男性と見つめ合い笑顔がこぼれる。見ているこちらも幸せな気分に浸らせてもらいました。

ご両親は地震で大変な中でしたが、ベトナム女子に会いにきてくれて、フォトウェディングを見て、「久しぶりに笑顔になれました。今後も二人のことをよろしくお願いいたします。」とお母さん。最初は言葉が通じないから大丈夫かと不安な一面もあったけど、通じ合うように努力している二人を見ていて安心されていました。

長年日本同士のお見合の立会いをしてきたからこそ、外国人との会話から発見があります。日本人同士だと、日本語で話しているから相手はわかってくれていると思う人が婚活には多くいます。でも、初めて出会い、数回会っただけの人が自分のことをわかってくれていると思うことは大間違いです。

日本語は難しい。あやふやな言葉やはっきり言わないことが美徳ともされますが、言葉に出さなくてわかる訳がありません。相手の思っていることを読み取るなんて何年も連れ添った夫婦でも親子でもできません。気持ちを言葉にしないと伝わらないのです。ましてや、あまり異性と話したことがない人や話すことが得意ではない人がお見合という慣れない場所で緊張しながらスムーズに話すことはできません。

結婚相談所が何とか頑張ってお見合を組んでも、女性から質問されたことしか答えず、お相手には何も聞かず、速攻でお見合終了になることがほとんどです。

今は入試の時期ですが、勉強せずに有名校や進学校を受けて合格できますか?勉強だけでなく、仕事でもやったことがないことを急に頼まれて完璧にできますか?ご自身が勉強しようと意識することや仕事の段取りを覚えること、わかる人に聞くことは最低限必要なことなのに、いざ婚活となると我流で何もしなくても時期が来れば結婚できると思い込んでいることに驚きます。

案外自分のことはよくわかっていないのです。そういう私も同じです。不得意なことは先送りにし、勉強も大嫌いです。確定申告の入力をしながら毎年肩こりになります。そんな時こそプロの力を借りています。信頼できる税理士さんが伴走してくれるから確定申告もできます。

「地震」は防ぎようがないからこそ減災できるように準備し、自分に「自信」をつけて、今年は人生を共にできるお相手がみつかるように準備してみませんか。

「地震」のようにある日突然!のような出会いはやってきません。行動した人にしか出会いはないのです。

じゃあどう行動したらいいのか?闇雲に動くのではなく今年は少しプロの力を頼ってみてはいかがでしょうか……。きっと今までとは違う一年が待っていますよ。