『ファッションとアート 麗しき東西交流展』横浜美術館 世界を魅了したジャポニズム

横浜美術館では2017年4月15日より、『ファッションとアート 麗しき東西交流展』を開催中。19世紀後半、ヨーロッパで絶大な人気を博したジャポニズム。世界中が日本の美からインスピレーションを受け、絵画や洋服、民芸品へデザインを落とし込みました。今回の展示では、長さ3メートルにも及ぶ昭憲皇太后の大礼服をはじめ、ジャポニズムの影響を受けたドレスや絵画を観ることができる、またとない機会です。

「昭憲皇太后着用大礼服」 1910年頃(明治末期) 共立女子大学博物館蔵

ジュール=ジョゼフ・ルフェーヴル「ジャポネーズ(扇のことば)」 1882年 クライスラー美術館蔵 Gift of Walter P. Chrysler, Jr.

着物 飯田髙島屋 「室内着」 1905(明39)年頃 操上和美撮影

日本の風景画を思わせる刺繍やモチーフの数々。100年以上も前に世界に広まっていたと思うと胸が熱くなります。いま一度、日本の素晴らしい文化を見直すために、是非脚を運んで頂きたい注目の展示です。

期間中にはトークショーやワークショップなどのイベントも多数開催。
イベントの詳細は下記URLをチェック。

http://yokohama.art.museum/special/2017/fashionandart/event.html

5月27日(土)にはジャポニズム当時の美術とファッションの相互影響について勉強できるシンポジウムを開催。京都服飾文化研究財団理事、名誉キュレーターである深井晃子さんによる講演や群馬県立近代美術館館長、学芸員方々の貴重な発表も聞くことができます。
また、同日「横浜市民ギャラリーあざみ野」では、矢内原充志氏を講師に迎えて、講演会『舞台衣装デザイナーの仕事 ― 磁場を生み出す衣装をつくる』も開催するとのこと。

横浜美術館
http://yokohama.art.museum

会期 2017年4月15日(土)~ 6月25日(日)
時間 10:00-18:00
住所 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4番1号