昨今の美容業界はナチュラル志向の波が大分きておりますが「ナチュラリスト」を通り越した「ミニマリスト」なる人たちもいるようで、皆さん思い切った化粧品断捨離をしています。
かくいう私も脱シャンプー生活を試しておりまして(【湯シャンの効果を検証】シャンプーをやめれば頭皮のかゆみは治まる!?)、実は同じころから化粧品断捨離も平行して始めておりました。
今回はもともとニキビ肌で、普通の人よりも人一倍、化粧品に気を使っていた筆者が、いきなり化粧品断捨離をして、肌がどう変化していったのかを皆さんにシェアしていきます!
今回の記事はYouTubeで動画にしているので、よければそちらも観てみてください。
目次
化粧品断捨離をはじめた理由
一般的なスキンケアの工程として、「洗顔→化粧水→乳液」はマストで皆さん行っていることと思います。
人によっては美容液やフェイスパック、アイクリームなんかも使っていますが、こだわればこだわるほど、化粧品が増えてきますよね。
毎日の習慣になれば、面倒臭さはなくなってきますが、私が嫌気が指していたのは化粧品の量!
旅行や出張、銭湯に行くときでさえ、決まった化粧品を持っていかないといけないので、準備するのが億劫で億劫で。
それならば日頃から化粧品の数を減らしてしまえ!と思い立ったのが化粧品断捨離を始めた理由です。
化粧品断捨離中に使えるのは「白色ワセリン」だけ!
ピーリング石鹸に化粧水、美容液、フェイスパック、乳液にボディクリームが欠かせなかった筆者が、なぜ白色ワセリンだけに化粧品を絞ったのがお話します。
お湯だけで7割汚れは落ちる説
湯シャン生活を始める前にリサーチをしたところ、お湯だけで頭皮の汚れは7割落ちるという文献がありました。
頭皮の汚れや皮脂をシャンプーによって落としすぎているのが逆に頭皮に悪いという内容なのですが、これは肌も同様で、洗顔や石鹸で洗いすぎるのもよくないというのです。
これは洗顔料や石鹸の種類にもよるので一概には言えないのですが、とりあえず今回はお湯の洗浄力を信じて、洗顔料と石鹸は断捨離しました。
昔の人は化粧品を使ってなかった
これは私の化粧品断捨離を後押しした独自の解釈なのですが、化粧品というものがなかった時代の人は、化粧品がなくても生活できていたわけで、化粧品がなくても美肌を保っていたはず!
なので、昔にはなかったであろう、化粧水や美容液、乳液やフェイスパックは断捨離の対象にすることにしました。
すべてのスキンケアを「白色ワセリン」で補う
ここまでで石鹸、洗顔料、化粧水、美容液、乳液、フェイスパックを断捨離しましたが、ひとつだけ外せないものがありました。
それは保湿剤!
乳液が保湿剤の代わりになるのですが、今回は大幅な化粧品断捨離を決行するために、ボディクリームや、さらにはリップクリーム、ヘアワックスの代用品にもなる「白色ワセリン」を採用することにしました。
不純物がすくないから、トラブルが起きにくいはず
いくら処方がシンプルな乳液でも何十個もの成分が含まれていますよね。もちろん相乗効果で肌がもっちりしたり、浸透させやすくするという狙いがあるのも分かるのですが、その中の1つでも肌に合わないものが入っていると「肌に合わない」ことに繋がります。
今回は全身に使用したかったので、余計なものが入っていないものがとても重要!
そこで見つけたのが、大洋製薬の「ワセリンHG」。100gで約¥500とコスパがよいのと、「酸処理を伴わない精製方法により不純物を除去(パッケージに記載)」しており、余計なものが入っていないところが決め手になりました。
「白色ワセリン」だけで大丈夫?【3週間検証】
大幅な化粧品断捨離によって、ほぼすべてのスキンケアを「白色ワセリン」で補うことにしましたが、用途ごとに特化した化粧品の代わりに本当になるのか、実際に3週間続けてみた感想をお伝えします。
思っていたより肌荒れしなかった
絶対に肌荒れするだろうと覚悟をして挑んだ白色ワセリン生活でしたが、結論から申し上げますと、大きな肌トラブルはありませんでした。
逆に今までは、少しでもスキンケアを怠ると、次の日にはでっかいニキビができていたりしたので、今回の結果には驚きました。
しかし、全く肌トラブルがなかったかというとそうではありません。
「白色ワセリン」生活のデメリット
初めの3日間ぐらいは、顔が突っ張るような乾燥が気になっていました。肌の乾燥は化粧品を使っていたときもあったので、「まぁ仕方がないかな」といった印象でした。
しかし、乾燥が顕著に現れる部位がありまして、それが「口周り」。
具体的にいうと、シェービングをしなければいけない、鼻した、あご、頬は、目に見えて粉を吹いてしまいました。
とはいえ、個人的には気になりますが、離れてみると分からない程度でしたので、白色ワセリン生活を辞めよう!とまではならないと思います。
予想外の「白色ワセリン」生活のメリット
デメリットもありますが、白色ワセリン生活で大きく変わったこともありました。
まず、先にも述べましたが想像よりも肌が荒れなかった点。
化粧品を使っていたときは、不摂生な生活をするとすぐにニキビができていたのですが、白色ワセリン生活に変えてからは、夜のスキンケアを怠っても、次の日にニキビができることはありませんでした。
憶測にはなりますが、だんだん肌質も変わっていったのかなぁといった印象です。
次に予想外のうれしかった点が、肌のテカリがなくなったこと。
いつもどんなに保湿をしていても、夕方ぐらいになると、おでこや鼻筋、頬骨あたりは乾燥による油分がでてきてテカテカするのが悩みでした。
それが白色ワセリン生活に変わってから、日に日にテカリが抑えられ、3週間たった今では一日中テカらなくなりました。
「白色ワセリン」の使い方とコツ
白色ワセリンは使い方がとっても重要!間違った使い方をすると逆に肌が荒れる場合もあるので、使う前に使い方のコツを把握しておきましょう。
白色ワセリンはつけすぎに注意!
これが一番のポイントになります! 白色ワセリンは伸びが悪いので、大量に使用したくなってしまうのですが、実はほんのちょっとで大丈夫。
目安は爪の先にちょこっと。肌に薄い膜をはるイメージで、薄くパッキングします。
白色ワセリンは温度が低いと硬いテクスチャーですが、手のひらで温めると無色透明で柔らかくなるので、手にとって擦るように、しっかり温めてから使うのがコツです。
白色ワセリンひとつで体中ケアできる
白色ワセリンは顔以外にも、身体、髪、唇など全身に使えます。身体は顔に塗るときと同じ要領で、少量を薄くパッキングすると上手に濡れるかと思います。
髪の毛はいつも使うワックスの量の半分ぐらいを手に取り、手ぐしで馴染ませると自然な束感が作りやすいです。
唇は多少多めにつけたほうが、プルプルの質感になるのでおすすめです。
ちなみに全身に使っても3週間で10分の1ぐらいしかなくならかったので、コスパ最高ですよ!
白色ワセリンは色々なメーカーさんから出していますが、ドラッグストアの普通の棚には並んでいないことが多く、たいがいはカウンターの中に陳列されているので、店員さんに聞いてみてください。
「白色ワセリン」生活のときに気をつけていたこと
昨日までつかっていた化粧品を突如使わなくなるわけですから、白色ワセリン生活を送るにあたって、いくつか気をつけなければいけないこともあります。
1日に水を1.5L以上の水を飲む
最初の3日間は乾燥が気になったり、粉を吹いていたとお伝えしましたが、それの対策として、水を1日に1.5L以上を飲んでいました。
口が渇いてくると、肌のツッパリも感じてくるので、できれば500mlのペットボトルなどを持ち歩くようにして、1-2時間に1回ぐらいは水分をとることをおすすめします。
ちなみに利尿作用のあるお茶やコーヒーは、逆に身体の水分がとられてしまうので、水がよいかと思います。
白色ワセリンはこまめに塗るなおす
白色ワセリンのパッケージにも記載されているのですが、「なるべく薄く塗って、こまめに塗り直す」のが効果的な使い方になります。
なので面倒ではありますが、日焼けどめを塗る要領で、1日に複数回塗り直すのが好ましいです。
白色ワセリンは大概パッケージが大きく、持ち運ぶにはかさばるので、小さな容器に詰め替えるか、初めから小さなパッケージの「ユニリーバ・ジャパン UJリップクリームCMOA」がおすすめです。
※リップクリームと書いてありますが、成分はワセリンだけなのでおすすめ!
【化粧品断捨離】白色ワセリンだけで3週間生活してみた!まとめ
化粧品断捨離をして、白色ワセリンだけで3週間たちましたが、今のところかなり気に入っています。
自分の肌が強くなっていっている感じがしますし、日に日にコンディションが安定していっているので、このまま3ヶ月ぐらい続けていきたいと思います。
ちなみに、私の肌にはあいましたが、全員にあうとは限らないと思っています。化粧品を使って肌がキレイな人はたくさんいますし、以前のわたしもそうでした。
アトピー肌や敏感肌の人は試す価値はあるかと思いますが、化粧品と同じで全員が全員効果があるとは限りません。
化粧品は使わないほうがいい!といった趣旨の記事ではないことだけご理解頂けましたら幸いです。