今さら聞けないヘア用語集! スカルプってどういう意味?

毎日吊革で見る広告にはカタカナやら英語で何か難しそうな(さも効果のありそうな)言葉がうじゃうじゃぶら下がってます。日本なんだから日本語で書けばいいのに、と毎度思うのですがそこはカタカナマジック。我々日本人はカタカナに弱いので、「頭皮シャンプー」よりも「スカルプシャンプー」といったほうが聞こえがいいですよね。(タイトルの答えを言ってしまいました。)

分かればなんってことないのですが、今さら聞けないことがあるのも事実。
今回はよく聞くヘア用語を簡単に説明していこうと思います。

スカルプシャンプー【Scalp Shampoo】
→スカルプ=頭皮のこと。アンファー株式会社の「スカルプDシリーズ」が有名。よく育毛のためのシャンプーとして広告をみるが、直接的な働きがあるわけではなく、頭皮の環境を整え発毛を促す効果が後に育毛に繋がってくるという趣旨のシャンプーである。

ナノスチーム【Nano Steam】
→主にカラーやパーマをする際、マイナスイオンとともにナノサイズの水蒸気を噴出させ髪に負担をかけないようにする機械。キューティクルを開かせ薬剤を浸透させやすくしたり、トリートメントを髪の深部まで浸透させる効果がある。

リタッチ【Retouch】
→髪の毛を染めている人が、新たに伸びた根本の毛だけを染めること。

ヘアマニキュア【Hair Manicure】
→爪のマニュキュアと同様、表面だけを染めるカラー方法。普通のカラーと違い、頭皮に極力付かないようコームでマニキュアを伸ばすので、皮膚の弱い人でも髪の毛を染めることができるのが特徴。(でも、色が抜けやすい。)

デジタルパーマ【Digital Perm】
→通常のパーマは薬剤で行うが、デジタルパーマは専用の機械と薬剤を用いるのが特徴。普通のパーマに比べ長持ちする。メデューサみたいな機械をつけてる人をみたらデジタルパーマ中である。

ファイバーワックス【Fiber Wax】
→ファイバー=糸。糸ワックス。手に取ると糸を引くように伸びるのが特徴。普通のワックスに比べ髪の毛に馴染みやすい。伸びた糸(ワックス)が服に落ちやすいので注意。

メッシュ【Meshe(フランス語)】
→髪全体を染めるカラーに対し、一部分だけを筋のように染めること。暗い色の髪の一部分に明るいメッシュを入れると立体感がでる。その他にも一部分だけ奇抜な色(ピンクやグリーンなど)を入れてアクセントにする人もいる。

アッシュ【Ash】
→アッシュ=灰、吸い殻。主にグレーがかった色味のことを指す。「アッシュ系」というと、グレーがかった色味のことを指す。

ツーブロック【Two-Block】
→頭頂部付近の髪は残し、その他の部分を刈り上げたヘアスタイル。流行を通り越して定番となってきている。当初は奇抜な髪型だったが、最近ではサラリーマンでもツーブロックの人が多い。

ブリーチ【Bleach】
→髪の毛の色素を抜くこと。明るいカラーを入れる前にブリーチすることで、色が入りやすくなる。やりすぎると頭皮と髪が痛む。

無造作ヘアー【Muzosa-Hair】
→まるで寝起きのような気を使ってないボサボサのヘアスタイル。簡単そうにみえてスタイリングはかなり難しい。

コーム【Comb】
→髪を梳かすクシ。でも美容室では絶対にコームという。

文 / RYO KANEKO