アラジンは重度のマザコン?! ミュージカルアレルギーの男こそ観るべき! ~劇団四季『アラジン』~

2015年5月に劇団四季による『アラジン』 が開幕して早2年。
私は3回観劇した。そう、同じ演目を3回も。
四季のファンならば再観劇はそう珍しいことではないのかもしれないけれど、それでも殆どの人は1回観れば満足だと思うし、実際に私もミュージカルで同じ演目を3回も観たのは、アラジンだけだ。
まぁ、それほど何度観ても飽きることなく魅了されるミュージカルというわけなのだけれど……。

実際、世の中にはミュージカル嫌いが結構いるし、ミュージカルを観たことがないという男の人も結構いる。
でも、そんな男性でも楽しめてしまうのが、劇団四季の『アラジン』のような気がしてならない。

なぜって?
それは、ストーリーにとっても共感できると思うから。
私が思うにアラジンは重度のマザコン。
世の中の男性って公言はしないにせよ、基本ママが大好きでしょ?

アラジンの成功は、「亡くなったママに誓って真っ当な人間になってみせる!」という強い決意があったからこそ。もちろん基本いい奴には違いなくて、知恵もあるから魔法のランプの中に住む強力な助っ人、ジーニーの協力も得られるのだけれど。

何のために生きる?
何のために頑張る?
愛ってなに?
夢ってなに?
原点回帰できるミュージカルってやっぱりいい。

いうまでもなくデートにも最適。
女子は、キラッキラのド派手な舞台や衣装が大好きだから。
女子は、魔法の絨毯に乗ったアラジンとジャスミン姫が奏でるデュエット、『A Whole New World』が大好きだから。

アラビアンナイトの世界へどっぷりと、そんなデートってとっても素敵!
でも、アラジンのマザコンに共感したことは彼女に内緒にしておいた方が無難かも?!

文/TAKAKO NEZU

劇団四季『アラジン』
https://www.shiki.jp/applause/aladdin/