2019年12月。気が付けば今年も残り一ヶ月足らずですね。
例年のことながら、この季節になると東京の街はキラキラと華やかなイルミネーションに彩られ、クリスマスムード一色です。
ビルディングやホテルのロビーには思わず誰もがカメラを向けたくなるような大きなクリスマスツリー。
そして、そこに似合うのはやっぱり若い恋人たち、といったところでしょうか……。
クリスマスといえばいつも話題になるのがクリスマスソング。
好みは人それぞれですが、定番、マライア・キャリーの「All I Want for Christmas Is You」は25年前、Wham!「Last Christmas」35年前、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」は36年前にリリースされた曲なのですよ。
どの曲も毎年聴いても飽きないというのもそうですが、なかなかそこを超える曲が出てこない、というのもすごいことだと思います。
勿論、定番の3曲は欠かせない曲。でも今年、改めてこんなにも心に沁みるクリスマスソングは他にきっとないのでは?と思った曲があります。
それは、さだまさしさんの「風に立つライオン」です。
アフガニスタンのテロで殺害された中村医師のニュースが流れた時、この曲のことを思い出しました。
そして偶然のこと、先日訪れたとあるクリスマスコンサートでこの曲が流れてきて……。聴きながら自然に涙が溢れていました。
でもその時流れた涙は決してこの悲しいニュースと重なったからだけではなく、とても自然で、言葉や音楽の持つ力を改めて知った次第です。
そして、コンサートの帰り道、クリスマスイルミネーションを眺めながら自然に出てきた鼻歌は「スマイル」でした。
いろんな人がカバーしている曲ですが、マイケル・ジャクソンの澄んだ声が、クリスマスの夜にはやっぱり一番合っているような気がするのです。
That’s the time you must keep on trying.
Smile, what’s the use of crying.
You’ll find that life is still worthwhile.
If you just smile.