マヨルカ島からの便り③ ~スペインの学校は、新型コロナウイルス感染防止のため、夏休みまで休校が決定~

スペイン、マヨルカ島在住8年のMikaです。日本ではそろそろゴールデンウィークに入った頃でしょうか。

今年のゴールデンウィークは、日本も「stay home」が合言葉ですね。5月6日までの予定で出された日本の緊急事態宣言も、延長される可能性があるかもしれない、という報道を目にしましたが、どうなるのでしょうか。

私も日本の動向を気にしているところです。

今回は、スペインの学校の状況について、振り返りも含めお伝えしたいと思います。読者のみなさまの生活に参考になれば幸いです。

スペインの学校は今年、4月9日(木)から4月19日(日)までが春休みでした。(毎年、セマナ・サンタ(聖週間)の連休とお休みをつなげて学校は春休みとなります。)

   ★セマナ・サンタ(聖週間)については、こちらの記事でお伝えしました。        

そして、本来であれば今頃は春休みを終え、新学期が始まっているところですが、スペインでは夏休みまで休校にすると先日発表されました。

お隣の国フランスでは、先日、マクロン大統領が5月11日から学校を再開すると発表し、これには正直驚きましたが、実際のところどうなるかは分かりません。もしかすると変更があるかもしれませんね……。

現状、スペインはフランスに比べると少し制約が多い気もします。例えば、フランスは、ジョギングなどの運動目的の散歩が認められていますが、スペインで認められているのは、散歩は犬の散歩のみでした。

でもこれについては、4月26日(日)から、子供の散歩が認められることになりました。ただし、大人も外出は単独で、と決められているので、犬の散歩も子供の散歩も同伴できる保護者は1人だけです。  

  

更に、子供の散歩については、下記のようなルールが定められました。

●子供の年齢は、14歳以下

●保護者1人で、子供3人まで

●時間帯は9時から21までとし、1日1時間のみ

●自宅から1キロ範囲内

●公園で遊ぶのは不可(学校の休校が始まったときから、全ての公園は閉鎖されて います。)           

ペドロ・サンチェス首相のテレビ演説

外出禁止をさらに2週間(5月9日まで)延長すると同時に、4月27日(その後、 4月26日に変更)から、子供の散歩を認めると発表しました。 この発表後、子供の散歩のルールについての議論が続き、二転三転しながら決まったのがこのルールです。

私の住むマヨルカ島の対応を振り返ってみると、学校の休校は、3月9日にマドリードで新型コロナウイルスの感染者数が急増、マドリードの全学校を明日から休校にします、というニュースが報じられてから、他の県もそれに続き、マヨルカ島も3月12日(木)の週に、来週から休校にする、と発表しました。

これは、マドリードで感染者数が1夜で2倍になったときのマップです。スペインのパニックが始まったのは、このときからです。 マドリードを封鎖せよ、という声が各地であがり、スーパーではトイレットペーパーが品切れになり、さらに人々がスーパーに押し寄せ食料品などあらゆる物を買いあさって、棚がガラガラの状態になりました。

日本は災害が多いので、日本でこういう経験をしたことはありましたが、私はまさかスペインでも経験するとは思いませんでした。非常事態宣言前の出来事です。

外出禁止になってからは、人が押し寄せることはなくなったので、品切れは解消されています。

そして、今日現在(2020年4月24日)の感染者数は219,764人、死者数22,524人(うち回復者数92,355人)となっています。

スペインは3年保育で、私の息子は、幼稚園の2年生です。休校になる前の幼稚園最終日に宿題が出され、その後は、先生からビデオメッセージがメールで届き、やりとりをしていましたが、休校が3週目になってからは、各クラスの学習専用サイトが出来上がり、パソコンでそのサイトを開くと、担任の先生のほかに、英語、音楽、体育の先生が、それぞれ課題を提示して、ビデオや文章で説明をしてくれています。

又、担任の先生は、休校中、自分の生徒たちに絵本を読み続けています。YouTubeなどで絵本の動画は沢山ありますが、担任の先生が読んでくれるのは、子供たちにとってはまた格別なようです。

休校が長くなればなるほど、先生の顔を見たり声を聞いたりする機会がとても大切に感じてきます。

息子の誕生日には、先生からお祝いもかねて、パソコンの画面でお互いの顔を見ながら話す機会を持ちました。休校は夏休みまで続きますので、 これからもっとこういう機会が増えていくでしょう。しかし、このような状況の中、これがインターネットのある時代でまだよかったともつくづく感じています。

マヨルカ島は海がとても美しく、子供たちも海が大好きです。

社会や経済もそうですが、子供たちにとっても、早く日常の生活に戻れることを祈るばかりです。

   Mika(スペイン在住8年)