●第１０回『結婚の学校』●男脳と女脳の違い～男たちよ！狼になれ～

結婚の学校　婚活教育コーチの増田朱美です。皆さん、前回の「褒める」ことを実践していますか？実践している方から、「上司のいいところを見つけようと話をしっかり聞くようになり、仕事が楽しくなりました」「褒めるというと大袈裟ですが、いいなと思うことを言っていたら、彼女から結婚したいと言われました」「旦那さんを褒めていたら、なんだかイライラがなくなりました」などのお話をよく聞きます。ぜひ「褒める」ことを実践し体感して頂けたら幸いです。

今回の話は「男脳・女脳」についてです。私は脳について専門家ではありません。ここでは、脳科学的なことではなく、男性の曲げられない考え方や女性独特の考え方について触れてみたいと思います。

私は結婚相談所をしていますので、毎週お見合の立会いをします。お見合いに至るまでにも、男女の考え方の違いが分かりやすく現れます。男性の場合は写真を見ただけで○か×かの結論を出します。しかし、きれいな人がやってくると思ってお見合いの日を迎えるのですが、当日どこを探しても写真のような女性には会えません。そして別人のような女性がくると、男性はすっかり意気消沈。最近の写真の力はいろいろな意味ですごいというのは、きっと皆さん感じていらっしゃることと思います。

大昔のこと、男性は狩りをして生活していました。狩りに必要なのは獲物を追う目、行動、体力。つまり、男性はハンター的なDNAを持っています。目で見て獲物（女性）を狙い、手に入れたいと思えば行動します。しかし、思っていた獲物と違った場合、意気消沈してしまいます。

逆に女性は顔（見た目）よりも年収や仕事といった条件を気にする人が多いので、お見合では、顔よりも清潔感や仕事内容などを確認したがります。しかし、この時にいくら年収がよくても高圧的な態度や清潔感のない男性はお断りされます。

大昔、女性は男性が狩りに行っている間、仲間と一緒におしゃべりをしながら木の実を取ったり、子育てをしたりしていました。仲間と協力するには会話が必要だったのです。だから今でも女性はおしゃべりが大好き。そして狩りをして獲物を捕ってきてくれる男性がいてこそ生活が出来ていました。つまり、女性はどれだけの獲物が捕れるか（年収・仕事）が大切なのです。一匹オオカミ的な男性と群れを成す女性は最近作られたわけではなく、脈々とそのＤＮＡが受け継がれているのでそう簡単には変わりません。

しかし現代になり、女性も狩り（仕事）に行き、男性は仲間と協力していく会話力も必要になり、子育てや家の事も一緒に協力する時代になりました。男女共に今までと違うことをする必要がでてきたのです。

さて、恋愛や結婚に関する男女の脳の違いについてですが、男性の脳の半分は”一目惚れゾーン”です。先ほどの狩りの話の中で獲物をロックするのは“視覚”です。見た目がきれいでかわいい人を男性は好みます。その半分の一目惚れゾーンにさえ入ってしまえばあるところまでは上手くいき、残りの半分は、付き合った後や結婚後、女性が化粧をしなくなったり太ったりしたことを理由に減点されて行くこともあります。

この減点方式の男性脳とは逆なのが、加点方式の女性の脳です。女性にも特有の一目惚れゾーンはありますが、男性のように半分は占めません。しかも、女性の一目惚れゾーンは好みの個人差が男性よりもしっかりとしていて、例えば、福山雅治さんがいいという女性もいればミスチルの桜井さんがいいという女性もいたり、ジャニーズや竹内涼真さんがいいという女性もいたります。男性の皆さんからしたら女性脳って本当に面倒ですね。しかし、女性の脳には救いのゾーンもあります。それは、”いい人ゾーン”です。女性の脳のほぼ半分以上がこの“いい人ゾーン”を占めます。男性はここに入り込めばいいのです。ここにさえ入れば、加点方式の女性はあなたの事がどんどん好きになります。

そしてもうひとつ、男性にはあまりない恐怖のゾーンが女性にはあります。それは“生理的に合わないゾーン”。残念ながらここに入ったら一生出ることはありません。生理的に合わないのですから恋人となることは難しいのです。しかし、この生理的に合わないゾーンも女性が皆同じではなく、個人差があるので安心してください。

ここまで異性の脳が理解出来たら、後はアプローチの仕方です。頭ではわかっていても、最近は失敗を恐れて、行動することが面倒になっている方も多いと思います。いくらセミナーや講座を座学で学んでも、実践しないと実を結ぶことはありません。

男性の皆さん、狩りに出ましょう。男はみんなハンター。DNAを呼び起こすのです！