ナイキやアディダスのような世界展開しているブランドは、デザインもしっかり考え込まれているし、誰がきてもカッコよく決まる。でも、定番の商品や売れ筋の商品は他の人と被る可能性もあるし、いわゆる誰がみても「カッコイイ」流行の間違いない商品はキマリすぎていて詰まらない感じもする。それにヴィトンのバッグではないが、嫌らしさも否めない。そこで提案したいのが、ニッチでちょっとダサい(デザインの)スポーツウェアブランドだ。
これは私の持論だが、ちょっとダサいくらい、一周回ってまた戻ってきたようなデザインのものの方がシャレてるし、捻くれていて面白い。それに時代と逆行(むしろ最先端?)してるわけだから絶対に他の人と被らないので、自分だけのこだわりが持てる。話のネタにもなる!良いこと尽くめじゃないか!!
世界にはあまり日本では知られていないブランドが沢山ある。スポーツ用品店の自社ブランドから、あまり馴染みのないブランドまで一挙に6選ご紹介します。
目次
Decathron / デカトロン / フランス
1976年フランス発祥のスポーツ用品店。現在ではヨーロッパを中心に世界26ヶ国、1000店舗を経営するビッグカンパニー。低価格の自社ブランドから有名ブランドまで何でも取揃える市民の味方。日本でも通販サイトがあるので、購入可能。オススメは断然自社ブランド。ナイキのロゴを逆さにしたような模様が特徴。色の配色が絶妙でフランス人のダサ格好よさが良くでている。そしてとにかく安い!
Salomon / サロモン / フランス
アルプス山脈近くのフランス、アヌシーで1947年創立。スキーウェアが有名だったが、最近はトレイルランニングに力を入れており、それに関連する商品が多い。特に何とも言えないちょいダサな配色が特徴。サロモンカラーのオレンジがかった赤は日本では中々お目にかかれない発色!スポーツ用品店などで購入できるが、取扱店がまだまだ少ないので狙い目。
On / オン / スイス
https://www.on-running.com/ja-jp/
スイスの最大都市チューリーッヒ初ランニングシューズブランド。カッコイイものと、ちょいダサなものが入り混じる何とも言えないデザイン。たぶん配色に馴染みがないものはちょいダサに感じるのだと思う。履き心地はランニングシューズ専門ブランドというだけあって評価が高い。よく見たらonと書いてあるような(ないような)ロゴが目印。
Boomerang / ブーメラン / スペイン
https://www.elcorteingles.es/boomerang/
恐らくスペインの有名百貨店「El Corte Inglés」の自社ブランド。(購入できるのはこの百貨店だけ。)とにかく安い。セールだとランニングショーツが5ユーロもしないぐらいで購入できる。商品も豊富で人気のスポーツのウェアやグッツは一通り揃っている。ブーメランというか平仮名の「へ」みたいな文字がロゴ。
Endura / エンドゥーラ / スコットランド
スコットランド発1993年創業サイクリングウェアブランド。スポンサーもしているので、(たぶん)サイクリング業界では名の通った存在。テーマカラーであるネイビーと蛍光黄緑のインパクトは絶大。残念ながら日本では販売をしていないが、ヨーロッパのスポーツ用品店には結構取り扱いがあったので、旅行ついでに是非手にとってみて欲しい。本格的なサイクリングウェア意外にもシャカシャカジャージやサングラスなど日常的に使えそうなアイテムも多数取り揃えている。
ZIMTSTERN / ツィムトシュテン / スイス
1995年創業、2人のスノーボーダーによるブランド。スキーウェアやマウンテンバイクウェアなどの取り扱いがある。スイスでは珍しいストリートミックスのデザインが特徴で、バブル期に流行ったド派手な色使いのスキーウェアのデザインを思い出す。日本での取り扱いはないが、ベルリンの大型スポーツ用品店Grobetrotterで在庫を確認。
海外の運動をしている人をみると、日本のように有名ブランドでウェアを揃えている人は少ない。履き古したスニーカーにパジャマ落ちしたTシャツとハーフパンツを履いて街中を走っている人をよく見かける。逆にその方が小慣れている気がして、ダサカッコイイのだ。また、日常着としてスポーツウェアを取り入れる流行は昨今ではスタンダードとなり、スポーツウェアにしかない発色の良いカラフルな色をアクセントに皆んな上手く着こなしているように思える。日本とちょっと違うのは、着すぎて少しくたってる所だろうか。ランニングするときも着るし、日常着でも着る。踊る大捜査線の青島がいつもきているミリタリーコートではないが、マイヴィンテージ感がでていてカッコイイ!
キメキメではない、ちょいダサの魅力、分かって頂けたかな?
文 / RYO KANEKO