【連載×ますだあけみ】『足るを知る』に通じる断捨離のススメ

『婚活応援隊』隊長のあけさんです。名古屋で結婚相談所を始めて 11年目。異次元の少子化を目指すのではなく、自分にとって”人生の絶対の味方”をみつけるお手伝いをしています。

現代における結婚観を毎月配信しています。

あの暑さは一体どこに行ってしまったの?と思うほど、季節はすっかり秋。私は衣替えのこの季節に年末の大掃除と家中の断捨離を一緒にします。

なぜなら真冬の極寒の時に大掃除をするのはツラいから。それよりも今、この暑くも寒くもなく乾燥している時期に、服や靴、器、書類に冷蔵庫の中など、不要な物を全て破棄します。

ついでに携帯のアプリや写真も整理して削除……。

また、人間関係も断捨離中……(笑)。

年末の大掃除は年越しに神様を迎え入れる為に整えることはわかっていますので、もちろん年末もさらっとは掃除をしますが、大掃除が年末しかできないというのは、固定概念のような気もします。

大掃除といえば、昨年100歳で亡くなった義祖母の家は誰も使う人がいないので、売却することになりました。

20年以上ほぼ使っていなかったので片付けが大変です。昔の家は無駄に広く、押し入れなどの収納もあり、25年前に亡くなった義祖父の服や、40年以上前に夫が小さい頃に使っていたモノまでまだあります。

アルバムや写真も山積みになっていました。私は孫の嫁なので、一世代以上離れてしまうと、写真も懐かしいと言うより誰だかわからない人ばかりなのです。

申し訳ないのですが、思い出も気持ちもないので、破棄してしまったら片付けも早いのにと思ってしまいました。

しかし、義両親にとっては懐かしく亡くなった親戚の方々の写真があり、思い出話に華がさきますが、写真にはもうこの世にいない人が多く写っています。

私も何十年、いや何年か後に思い出の人になっているのかと、シニアになることについて考える今日この頃です。

シニアといえば、ここのところずっと、運転操作ミスの事故が目立ちますよね。私も運転をするので、いろいろな意味で気になります。

実際事故になってはいないけれど、事故手前と言うことは日々あるような気がします。

実は私の目の前でも起こりました。大きな交差点でおじいさんが右折から逆走してきたのです。周りが気付いて大事故にはなりませんでしたが、目の前で起きたので冷や冷やしました。

事故を起こしたというニュースや記事を見ていると、同じような言葉が並んでいます。家族や周りから心配されていたけれど……、車がない生活は不便だから……、足が悪いから……、体が痛いから車でしか買い物や病院に行けない……、何よりもこんなはずではなかったと、自分の変化を受け入れられない言葉が並びます。

田舎だから仕方ないのでしょうか?身体が不自由になっていくから仕方がないのでしょうか?

そうなることはわかっていたのに、環境や習慣を変えなかったことが引き起こした結果です。

シニアの方の中にも、便利な場所へ引っ越し、パソコンやスマホを覚えてネットスーパーをしている方もいます。できることから始めている方も多くいます。

私自身も歳をとり、今は運転免許証はゴールドで運転に自信があっても、いずれ、踏み間違いや反応が遅くなっていく時がやってきます。

その時に”できなくなっていく自分”を受け入れることができるのかが、一番の問題なのかもしれないと思っています。

シニアの方々にとって、免許証は『自尊心』であり、年寄り扱いをされて、免許を取り上げられてしまうのは生活が不便になること以上にプライドが許さないのかもしれません。たかが免許証、されど免許証なのかもですね。

歳をとっていくということは、出来ていたことができなくなること、できない自分を受け入れることができるか試されているような気がします。

極論かもしれませんが、歳を取るということは、誰もが障がい者になることだとも思うのです。眼は見えなくなり、耳も聞こえなくなり、身体だってどこか痛みや薬が必要になる。障がいを持つ人が過ごしやすい社会は、できないことを出来る人が手伝ってあげる社会ではないかと思うのです。

今は五体満足でも、いつ何が起こるかわからないわけであり、老人と若い世代とを分断をするのではなく、手を差し伸べることや辛い気持ちを共感することができたら、もっとすごしやすい社会になると思うし、そうなっていってほしいものです。

この先日本は、誰も経験したことがない超高齢化社会に突入していきます。変化を受け入れないのではなく、自分も親も周りの環境も変化していくものだと受け入れ、対応していくことで、この先を乗り切ることができるのではないかと思っています。

断捨離をしていると、ただ捨てるのではなく空間や気持ちを整えると『足るを知る』を思い知らせられます。

固定概念の塊の中で、頭も空間も整理整頓してみると、見えなかったことに気付くことができるのかもしれません。

婚活の条件で、年下や同居希望、自分のお世話をしてくれる人がいいとか、最近は働いて収入のある女性がいいなんて言ってる中年初婚男さんたちは、そのカタイ固定概念を断捨離してみるとご縁がやってくるでしょう。

モノもヒトも動きも詰め込み過ぎると身動きがとれなくなります。婚活もスケジュールをパンパンに詰めすぎて、お見合いやデートができないことがあります。

ご縁が入る隙間がないのです。断捨離して自分の余白を作ると、その空白にご縁はやってきます。

さて、ここでちょっと耳よりな余談&情報です!

断捨離して捨ててしまうのは勿体無い。欲しい人がいるかもしれない、また活かせる可能性もあるかもしれない!知らないと悪徳買取業者が来るかも!とご心配な方へ、私の友人が『買取専門店こやし屋』をオープンしましたので、ご紹介させて頂きます。

『買取専門店こやし屋』ホームページはこちらです。

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ご自宅へ引取りに行って買取もしてくれますよ。ご紹介だと買取額もUPしてくれます。ぜひ、ご興味のある方はご活用下さい。

あ、不要な夫の買取は不可です、ご注意下さい(笑)。

心の余裕、心の断捨離ってほんとに大切なことだと思います。

断捨離をして、身も心もすっきりとした毎日を送りましょう!